クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

札幌から1時間で行けるファームレストラン『ハーベスト』に、カフェスペースがオープン。

先日ファームレストラン『ハーベスト』に行ってきた。ファームレストランでは有名なところ。なんてったって、「ファームレストラン」「北海道」で検索する と、一番目か二番目に出てくるくらいだから。今回目指した『ハーベスト』は、5代にわたってリンゴを作り続けてるリンゴ農家、仲野農園がやってるところ。

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 札幌から車で小1時間の距離。休日に、思いついて出掛けるのにちょうどいい。片道2時間だとちょっと大ごと。小1時間で出掛けられる距離だからいい。雪の間 は車の運転を休んでいたので、リハビリにもぴったり。京都なんかでも繁華街から30~40分も車を郊外に向かえば、鞍馬天狗が修業したような山深い場所にたどりつけたりする。都市と自然の両方を楽しめるのは、札幌もいっしょ。1時間も車で走れば、エゾシカが体当たりしてきそうな場所(イメージです)に着 く。

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フキノトウがいっぱい芽吹いていた)

 『ハーベスト』のある夕張郡長沼町近くの風景。特にめ ぼしいものはない景色の中を走る。特になにも無い所だけど、車走らせてるだけで割と快適。渋滞知らずなせいもあってさらに快適。途中ちょっと道間違えて未舗装の道につっこんだりもしたけれど、無事到着。駐車場広っ!停まってる車のほとんどが札幌ナンバー!そして待たされる!
 

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お昼時をちょっと外して1時過ぎに着いたにも関わらず、1時間待ち。。おぉ。。予約しとけば良かった。夕食時のトリトン(←回転寿司屋)並みの行列にひるむも、待ち時間を利用してお隣のカフェへ。
 
実はここ、4月にオープンしたばかり。以前は野菜を売っていたとか。今はさらに付加価値の高いお菓子やパン、それに特産品で作られた農産物が並んでる。菜種油に、菜の花のはちみつがあり、菜の花畑もきっとどこかにあるんだな、と思わせる。

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(きれいなピンク色は、紫玉ねぎのドレッシングだった。)

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札幌にあってもおかしくないような、可愛らしい内装のカフェだった。札幌と違うところは、とにかく広々としてるところ。お店の中も外も広々。
 

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お店の人に断って、写真撮りまくりー。

https://instagram.com/p/1IT6Ksu1LW/

#food #foodpic これが、待ち時間の間に食べたクッキーシュー。ウマ-。

 

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外 からレストランを眺めたところ。二階建てのログハウス。4年かけて作ったログハウスだとか。座席数40席とは思えないほど、ひろびろノビノビ。お天気いま いちでも、気持ちのいい景色が広がってる。街中では見掛けない鳥発見。

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しかし、ズームにするもいまいちなんの鳥かわからず。そもそも知ってる鳥、カラスと 雀とカモメくらいだしな。順番おかしいけどハラヘリだったので、先にデザート食べて、お店の内外を探索してるとようやく呼び出しが。フードコートにあるような、呼び出し器もらってます。
 

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レ ストランの中も広々としてる。都会では考えられないくらい、テーブル同志が離れてる。東京でお茶する時一番イヤだったのは、隣のテーブルがくっつきそうに 近かったとこ。札幌にもそういうお店があるけど、名前の通ったお店なのに空間に余裕がないと、気持ち的にもゆっくりできない。
 
 
入 る前は「ログハウス、ふーん」だったけど、築20年は経とうかというこのお店見て、「ログハウス、いいじゃんステキー!」に認識変った。古民家で、囲炉裏 にいぶされたような柱を見ておぉっとなるように、飴色になった木にうっとりした。

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窓の外の景色にもうっとり。テーブル、かなり広い。

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うっとりしてると、料理登場。
 
このお店の名物でもある「リンゴハンバーグ」。

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ハンバーグの上にリンゴが載っている。ソースにもすりりんごが使われてるのかな?甘目でウマ-。このリンゴが大変おいしかった。リンゴ、肉料理と相性がいいとはいえ、歯応えよく調理するのは難しい。リンゴの風味はそのままに、歯応えしっかり、でもデザートじゃない のよね。ハンバーグと一緒に食べると大変美味しゅうございました。付け合わせの野菜がまた美味。農家の人は、自分ちで食べる分は別に作っているから、自宅 で食べる野菜の方が美味しいという噂を信じそうになる。
 

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セットの「野菜ごはん」とサラダ。この野菜ごはん、さくら海老とグリーンピースとパプリカ入り。塩気がついていて、ピラフほどしつこくなくてよかった。真似しよっと。
 

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同行者が頼んだのは、ポークソテーカップ入りの小さなカップケーキつき。
食べることが好きで、とりあえず食べ物にありつけた時点で120%評価しそうになる私と違い、同行者は定量性と定性性を重んじる。何でもかんでも誉めたりしな い人が、「あ、これは美味しい」と誉めていた。味見させてもらったところ、非常にジューシーなポークソテーだった。表面カリッと中身は肉汁たっぷりで ジューシー。確かに美味しかった。

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ポークソテーのセットについてきた、ニョッキのグラタンがまた美味しかった。テーブルに置かれたとたん、ホワイトソース のいい匂いがぷーんと漂ってきた。バターなのか生クリームなのかチーズなのか。それとも渾然一体となった香りなのか。美味しそうなホワイトソースの香り、 久しぶりに嗅いだ。
 
 
カフェで食べたシュークリームも、カスタードクリームが大変美味だった。やっぱ素材ね。一番美味しいものは、まず自分とこで食べるんだね。それがファームレストラン。
 

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リ ンゴ農家らしくセットの飲み物にはリンゴジュースが選べます。グラス入りは100円アップ。ジュース専用の「コックスオレンジピピン」という品種で、これ がまたウマ-。100円違うだけで、こんなに違うの!?と思うくらい濃厚。隣の普通のリンゴジュースに比べると、何倍も濃厚。リンゴ握りつぶしたらこんな感じか???と思う美味しさ。お隣のカフェでも買え る特産品なので、迷わずお買い上げ。
 
 
お 腹もいっぱいになって、大変実りの多いドライブでございました。4人掛け、時にはもっとたくさん座れるテーブルが40席。満席だと軽く100人は越えてそうで、そこが一日何回転するのか。お値段もめちゃめちゃ高いわけじゃない。休日になるとどのくらいの経済効果があるのかしらんと、捕らぬ狸を考えてみる。

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休日ともなると結構なお客さんとなるせいか、働いてる人の数も相当多かった。カフェでは製造・接客ともに現在働く人募集中 だった。
 
 
都会から1時間くらいの距離にあって流行ってる。そういうところで働ければ、ローカル資本を利用できない都会に、無理に出てこなくてもよくなりそう。遊びに行こうと思えば1時間かそこらで都会にも行けるんだから。季節が良くなったら、もっと景色も良くなりそうでステキな場所。広々とした景色と美味しい食材と。いかにも北海道らしくていいお店だった。大満足。