クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

社会勉強

書くお仕事ゆるーく募集中なので、一応クラウドソーシング的なところにも登録してみた。全く知識のない世界。おもにライティングのところを見ているけど、その世界の相場観を養うのにはすごく役立つ。

https://instagram.com/p/0pqXvbu1GW/

#kawaii (写真と本文は関係ありません。どこでもユキちゃんのステマです。)

 
クラウドドソーシング自体が、全くの素人には敷居の高い世界。すでに実績を出している人が、組織に縛られずにスキルをお金に換える場として使われるのが、一番 向いてそう。大手とそれ以外とで二極分化していく業界の中で、中小企業に代わる存在となって、ついでにオール中小企業として大企業化していきそうな予感。
 
 
時間と場所にとらわれない働き方を欲するワーカーと、時間と場所にとらわれずに優良な働き手を欲する発注サイドとを結びつける。めざす理想はそこにあっても、当然理想にいたらないケースも多々ある。
 
 
案件のしばりがきつ過ぎるあまり、知り合いネットワークを探してもやってくれそうな人が見当たらないから募集かけてみました。誰にでもできそうな案件、未経験者OKの案件にはそんなものが目につく。
 
 
クオリティが低くても許される。従来なら新人がやってそうなお仕事。クラウドソーシングは、未経験者を育てる場になってる側面もある。利幅のうすい業界で、利益を生まない新人を抱えるのはリスクだから。そこはいい面。
 
 
ただしワーカー側からすると、1ヶ月なりの時間を奪われた時に手にする対価と、ほんとに入金されるのかという不安が残る。サイト内の困りごと相談コーナーでも、途中で発注者からの連絡が途切れ、未入金のままになってどうしようという相談が寄せられている。
 
 
未経験の業界の暗部も同時にクリアになって、大変勉強になる。昨日今日はじまったことではなく、これまでもずっと常態化してたことを、プラットフォームを変えてもやってるだけに違いない。
 
 
単価が安いこと、単価が安い案件がゴロゴロ転がっていること、未払い・不払いが多いこと。モラルに照らした時どうなのと思う案件も散見されること。そこに疑問を持たずに続けていくことで、立派なギョーカイの人が出来上がるシステムなのか。今はまだナゾ。
 
 
言ってる内容に財布の感覚がすっぽ抜けてる人の意見は、すべからく無視するようにしている。ただもしかするとそれが彼らの”お財布感覚”かと思うと、もっと暗澹たる気持ちになる。
 
 
記事の単価を見ていると、ブログに書いているようなエントリーでも、金額換算するといくらになるのかがわかって面白い。もちろんそこにはPVのように、その媒体で書くからそのお値段なんだということも含まれている。PVを稼げない個人ブログとは全く別の世界。
 
 
雑誌が売れなくなって、雑誌がわりのwebサイトが乱立するようになってる。その過渡期だからなのか、ウェブライティングの仕事はとにかく数が多い。
 
 
雑誌を思い浮かべて、その月の号にいくつの記事が掲載されているかも思い浮かべてみる。メインの記事があって、広告ページがあって、連載ページ、埋め草的なイベント告知欄や新製品発売ページ。
 
 
月刊誌だったものを、毎日更新するwebサイトに切替えたら、記事の数も膨大になる。毎日更新は無理でも、webサイトで月刊はありえない。
 
 
作業量と報酬とを考えたら、まったく割に合わない世界。クラウドソーシングのサイトには、報酬単価がケタ違いで業界違いの仕事も同時に目に入るようになっている。好きを貫くか、ご飯を食べられる仕事をめざすのか。
 
 
時間と場所にとらわれない働き方は、暇な時間をすべてお金に換える発想がないと、そもそも務まらないものなのか。法で規制されるブラック企業よりもブラックになりやすい構造になっていて、新しい働き方だけに今はまだ矛盾もいっぱい。
 
ゆるーく、様子見してる。