クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

補償と保険料はトレードオフ

たまにはゆるふわじゃないことも。
どう考えても自動車保険見積もりサイトの広告なんだろうなとわかりつつも、書いてみる。


こんなに違う!自動車保険をインターネット通販型に変えたら年間10万円安くなった話 - 日なたと木陰

 
補償内容と保険料はトレードオフにある。これ保険の基本です。
 
 
一気に年間10万も保険料が下がったのであれば、相当補償内容が変わったはずなのに、一切その内容に触れず「保険料が下がった」ことのみ強調するのは、読み手をミスリードする不誠実なエントリーだと思います。
 
(事故歴や車種・使用頻度などで)保険料が変わってくるのは、その通りです。
 
ですから最低同一車種間の比較であり、原契約の内容がどうであったのかくらい明示して欲しい。
 
 
もしも、
・週末にしか乗らない車なのに定期的かつ継続使用になっていた。
・家族しか乗らない車なのに誰が運転してもいいようになっていた
・全年齢担保になっていたものを年齢条件つきに変更した
 
 
のであれば、当初契約したディーラーによる相当ひどいヒアリングミスであり、ネット通販だから安いという話ではなくなります。
 
 
実は満期前に車を買い替えていて、普通乗用車から軽自動車に変わってた。なんて事実も隠ぺいされてたら、さらにずっこける。車を買い替えた際には、車両入替の手続きをしましょうね。
 
 
保険料が一気に下がる要因として、「車両保険を外す」方法があるけれど、その場合は一気に補償内容も悪くなります。
 
 
今までと補償内容が変わらずに保険料が下がるのであれば、対面であれネット通販であれ、検討されればいいと思います。
 
 
繰り返しになりますが、補償内容と保険料はトレードオフです。
事故が起こった際の顧客対応も、補償内容に含まれています
 
 
自動車保険については、”最低限のヒアリングミス”を防ぐように、ネット見積もりも設計されてます。これはネット通販に限りません。
 
 
自動車保険について初心者の方であっても、保険料算定の基礎となっているものが何かわかるようになっているので、そうした企業サイトを参考にされるのもおすすめです。
 
こんなサイトもありますが、大手損保各社が用意している企業サイトも、補償内容についてわかりやすく説明してます。保険料と補償内容が釣り合っているのか。そうした視点で加入を検討されると、事故時の心理的ストレスも軽減されるかと思います。


日本損害保険協会 - 損害保険Q&A - くるまの保険

 

追記:

大手損保会社の保険は保険料面がネックとなる。ネット専業保険会社の保険は補償面がネックとなる。そんな時は第三の道JAや全労済が提供している「自動車共済」を検討するという方法もあります。

共済組合の「自動車共済」も、ネット専業保険会社と同じく営業経費が抑えられているので、その分割安となっていることがあります。

id:fakeplastictrees fakeplastictreesさま、地方在住であれば、選択肢のひとつになるかと思います。