クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

幻想美術と馬と絶景カフェと・続編

前回の続きです。

幻想美術と馬と絶景カフェと - クローズドなつもりのオープン・ノート

 

副館長に見送られ、『太陽の森 ディマシオ美術館』を出た後は、国道235号線に向かった。

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(副館長。人懐っこい奴だった。)

 
 
銀座と名のつく通りは全国にあれど、『サラブレッド銀座通り』は全国にきっとここだけ。馬いっぱい見たわー。全国レースに出場する馬だけでなく、門別競馬場で走る馬もきっといたに違いない。地方競馬場も今回初めて見た。

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235号線は、ドライブにもってこいの景色のよい海沿いの道。

山や田んぼを見た後に太平洋を見ると、のびやかな気分になる。
海沿いといえば、リアス式海岸に代表されるようにグネグネと曲がりくねった道が多い。この道は、海沿いながらほぼ直線の道が続くので、見通しがよくて気持ちいいんだよね。

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先行き不透明な時代に、どこまでも真っ直ぐとか。わかりやす過ぎるところが好感度大な、北海道の道。
 
 
この海沿いにある絶景カフェが『椿サロン 夕焼け店』。札幌に本店があるお店。赤レンガテラスにも入ってる。

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(左側にお店が、右側に空き地、目の前は太平洋。)

店名にもなってる通り、夕焼けがさぞかし美しく見えるに違いないロケーション。
 
 
1階席はいっぱいだったので、2階のカウンター席へ。

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全面ガラス張りで、見渡す限り海。ただしガラス張りなので、温室のよう。中にいると相当熱い。日差しの強い時間帯に、海の見える席でそれなりの時間を過ごすには、相当な気合がいる。
 
 
気合入れながら食べたパスタ。

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夏はとっくに過ぎたにもかかわらず、汗がダラダラ流れてきた。汗かくし、気合も入れないと長時間居れない場所だけど、せっかくなので日除けも使わずに絶景を楽しんだ。
 
 
素晴らしい眺めのカフェだけど、実は隣接する空き地が売りに出されてた。自分が億万長者だったらこの土地欲しい。

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太平洋側なので、積雪はびっくりするほどでもないはず。夏季だけじゃくて通年営業も、この場所なら可能かも。
 
 
隣りがカフェだから、和系統の喫茶、甘味処みたいなのどうよ。あるいは手打ちの蕎麦かうどん屋ならいかに。と、脳内商人(あきんど)が活発に動き回ってた。「絶景」は売りになると思うんだよねー。
 
 
ニセコ連峰を望む蕎麦屋、休日には長蛇の列となってる。手打ち蕎麦+絶景と聞いたら2時間くらい平気で遠出するうっかりさん、結構いるはず。
 
 
人 口集中のすすむ札幌だけに、周辺観光地へのお出掛け需要は底堅くうんたらかんたら。。担保が確保されてるからって、安易に不動産賃貸経営に出資して社会資本を毀損するよりも、生かされてない社会資本を生かす道を探ることは地域経済の持続的発展にもつながりうんたらかんたら。
 
 
と、事業計画書くらいすぐ埋まりそうな勢いで、脳内商人が活発化してた。それも絶景効果かも。
 

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ドライブしても気持ちのいい道だけど、もっすごい海沿いの際々なところを鉄道・日高本線が走ってる。車道よりもずっと海に近い。

 
 
大学生のような年頃の男の子三人組が、電車待ちでもしてたのか、踏切近くで座り込んでた。
 
 
この日はとってもいい天気で、楽しそうに話し込んでる姿が印象的だった。好きなものについて、友達と心ゆくまで語り合う。人生でそう頻繁には訪れない瞬間だから、彼らがちょっと眩しかったね。
 
 

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(だんだん日が暮れてきた。)

夕暮れに近付くにつれ、先程の絶景カフェのお客さんが増えていた。太平洋に沈む夕日は相当きれいに違いないので、仕事帰りにこの場所に来れる人達がうらやましい。
 
 
片道2時間あまりのドライブは、気分転換にはちょうどいいくらい。日頃ビルやマンションを見慣れ過ぎた目には、これくらい緑いっぱいの方が嬉しい。
 
新冠町、よいところでした。
 


椿サロン 夕焼け店 - 新冠/カフェ [食べログ]

 

 

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