気持ち良く晴れたものの、空気はすっかり冷たくなり、秋の気配に満ちた一日だった。大通公園の秋バラもそろそろ見頃になってきた。
赤レンガテラスに行ってきた。ただ行ってきただけ。
例え平日であってもどのお店も混んでいるので、当分は指くわえて見てるだけになりそう。
赤レンガテラス前の広場では、老若男女のみなさんが思い思いに寛いでた。全ての人に開かれた、フリーでオープンな空間、素晴らしい。
例え手にしてるのが、向かいのニッセイ札幌ビル1階に入るセイコーマートのホットシェフであっても、無問題。(ちなみに赤レンガテラス1階にもローソンが入ってます。)
オレンジのパラソルの下で優雅に食事やお茶を楽しむ”あっち”の人にならなくても、じゅうぶんそれっぽい雰囲気が味わえます。
1階にある「Futura」という文具と雑貨の店には、「KISACCO」のバッグが目立つ場所にディスプレイしてあった。
コーヒーの麻袋を再利用した、全てオリジナルのバッグ。最近はやりのエシカルブランドのひとつですね。少量限定生産なので、WEBショップにもほとんど在庫がない。実物を手に取って選べるのはうれしいところ。
最も敷居の低いパン屋さんでさえ長蛇の列で、忍耐力が試される。
写真をイラスト風に編集してみた。
かえってわかりにくくなったけど、エスカレーターの隣りのひと固まりが、パン屋さんに入店待ちの人。
忍耐力は前世に置いてきたので、とっとと並ぶのを諦め館内を偵察してきた。
お値段も敷居もお高いような店の名前が並んでいるけれど、実は2階のフロアは一部フードコート風になっていて、思ってたよりもずっと敷居は低かった。
大衆中華の「布袋」は、フードコートの中に。使ってる器も高級感があれば、座席周りもゆったりと居心地良さげで、スタバも真っ青。高級フードコートというよりも、「バルテラス」と呼ばんといかんらしい。
蕎麦をバルテラスで頂くことも可能。北3条広場の並木を見下ろしながら蕎麦をすする。しかもびっくりするほど高くない。精神的にとっても豊かな気分になれる、それがバルテラス。
施設全体からあふれんばかりの「余裕」が漂ってるところだけに、ちょっとひと休みできるスペースがそこかしこに。
本&音楽&カフェのブルックリン・パーラー札幌の店内がいっぱいでも、同店のスタンドでコーヒー買ってひと休みもできる。
観葉植物で覆われた緑の向こうはカウンターになっていて、道行く人を眺めながら、ノマド~♪な気分で何かしてもいい。ソシャゲだろうがお仕事だろうが、眺めのよい席でやると、はかどりそう。
お金がある人にはある人向けの。そうでもない人にはそうでない人向けに、いろいろとお店が用意されてるところが、この施設の素晴らしいところ。
何も買わなくても、北3条広場でぼーっとする分には誰にも文句は言われない。
人出がある場所だから、今後は無料イベントもどんどん開かれそう。
(とある日の無料イベント。)
地面の値段が高い場所にどどーんと新しく建てた建物だと、お高い店しかなくて、みんなに開かれてるとはいいがたい。そんな排除の気配を感じる時があるけれ ど、赤レンガテラスはそうじゃない。もっとオープンで、北海道ゆかりのお店が多く出店してるせいもあって、フレンドリー。
地面のお高い便利な場所に、これだけ感じがいい施設を作られると、周囲のお店はちと辛そう。
すすきの4丁目角に位置する、『サンローゼすすきの店』は今月末で閉店となってた。淋しい。
新橋にあるという『純喫茶フジ』のように、昭和感あふれた喫茶の名店。ここの化粧室は無駄に豪華で、いかにもすすきのらしくて面白いお店なんだよね。
閉店した後に大手チェーン店が入るよりは、例えば札幌で人気の『森彦カフェ』が入ったりしたら、街としてはもっと面白くなりそう。
こちらに住んで数年にしかならないけど、街の景色、ものすごい勢いで変わってる。変化の速さには驚くばかり。。
では、良い週末を。
以前に書いた赤レンガテラス関連のエントリーも、あわせてどうぞ。