今日も涼しい一日だった。蝉が鳴くのもせいぜい2回しか聞いてないのに、もうとんぼが飛んでいる。北国の夏、ほんとに短い。
短いながらも夏を満喫したいので、北竜町の「ひまわり祭り」に行ってきた。ひまわりの作付面積日本一、東京ドーム5個分にして150万本のひまわり。見渡す限り一面のひまわり畑な光景は、圧巻だった。
札幌からだと、車で1時間半から2時間ほど。渋滞知らずなので、快適なドライブが楽しめる。
高速を降りて、そろそろかなーと思った頃に現れる、黄色い地面。
近付くと、一面のひまわり。
すごい、ひまわりだー!いっぱいだよー!とテンションあがる。
だがしかし。ひまわりしかない。なんだよーほんとにひまわりしかないじゃん、と速やかにテンションが下がる。東京ドーム5個分ね、ふーんと嘗めてかかりながらひまわり畑を探索し始める。
斜面に植えられてるので、ひまわり畑の向こうに広がる空知管内の田園風景も、遠く遥かまで見渡せる。
青い空、咲き誇るひまわり、地響きのように響き渡る野太い虫の声(蝉にしては低音すぎた)。
あぁ夏。これ以上ないほどの夏景色。
再び天まで高くテンション上がった。
きれいだねーをバカみたいに連発してた。それ以外に何にもいらない。
夏、ひまわり、きれい。以上終わり。
ひまわり畑からのびる蜘蛛の巣。大きなアーチを描いて畦道の立木まで伸びてた。カエルを捕食中の蛇に出会ったりと、花以外の自然も堪能した。
「ひまわり祭り」のイベントなのか、太鼓の演奏会もやってた。
太鼓にも流派があるのか、北竜太鼓以外にも〇〇太鼓と名乗るチームごとの演奏が楽しめた。
だだっ広い大地には、シンプルな太鼓の音がよく似合ってた。雨乞いとかしたら、効果抜群な感じ。すぐに雨降りそう。
お昼時になったので、道の駅に移動した。
北竜町出身の人に「好きな動物は?」ってインタビューしたら、「やっぱり龍ですかね(笑)、想像上の生き物だとわかってはいても、何となくほらやっぱり。ルーツなんですかね(笑)」とか答える人が、3割くらいいても驚かない。
かなり立派な建物だったけど、温泉施設や宿泊施設になってるせいか、物販はもひとつな感じ。
限られた飲食スペースには長蛇の列が出来ていたので、草餅を購入。噴水脇ベンチでもそもそ食べてた。
夏向けなのか、もちもちした粘り気が少なく「ういろう」みたいだった。あっさり味で美味しかった。
道の駅のイメージにより近いのは、10分ほど車を走らせた先にある「田園の里うりゅう」の方かも。
留萌の人気蒲鉾店「鈴木かまぼこ店」の揚げたても味わえる。
揚げかまぼこに「お米」を入れた「雨竜米揚げ」も食べてみたかったけど、草餅の後だったので、たこ天で。
食べ慣れた「かま栄」のかまぼことはまた違う味付けで大変美味しかった。ジャンクなものだけでお腹いっぱいになった後は、帰りの渋滞に巻き込まれないうちにとサクッと帰ってきた。
毎年ここに来るのを楽しみにしてるようなリピーターさんが多かった。海外からの観光客の人も多かったけど。去年はあーでこーでと連れの人と仲良く話し込んでたり。
これも夏景色の一部だね。
桜のお花見ならぬ、ひまわりのお花見。ほんときれいだった。
お休みなさーい。