クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

コーチャンフォー

久しぶりに晴れ間がのぞくも、今日もぐずついた一日。すっきりと晴れた青空は、当分先になりそう。
 
 
複合書店「コーチャンフォー」新川通り店。今年の秋には東京・稲城市にも進出することが決まってる。

f:id:waltham70:20140808223329j:plain

不思議な響きの店名は、四頭立ての馬車「coach and four」に由来するとか。書籍・文具・音楽・飲食を展開する複合書店ゆえの命名なんですかね。馬車が出てくるあたり、北海道だなーと。

f:id:waltham70:20140808223427j:plain

(この看板から書店であることを読み取れる人はリテラシー相当高い)
店名の不思議さもあって、しばらくの間ここをパチンコ屋さんだと思ってた。。外観も妙にデコラティブなもので、ついそう勘違いしてた。
 
 
蔦屋函館書店からおしゃれ成分をちょっと削って、実用、というより地に足ついた成分補強したようなお店。土地柄なのか、クラフト関係が充実してる。たまに行くとクラフト界の流行みたいなものが感じられて面白い。みなさん手先器用ねと感心できる。
 
 
昭和の香りがする喫茶店やカフェで、どこから見つけてきたんだと思うようなオブジェに時々出会うけど、そうしたオブジェも豊富に揃ってる。猫がヴァイオリン弾いてたり、そんな感じの置物。そうか、こういうところからやってくるのかと、妙な納得感がある。
 
 
四頭立ての馬車だけあって、すごーく薄い欧羅巴(よーろっぱ)な香りがする。ほんとに薄いんだけどね。
 
 
ただっ広いので長居できる。でもいつ行っても混んでるので、車停めるのも結構大変。駐車場もだたっ広い。
 
全体を収めようとすると、相当”引き”で撮らないと無理なので、細切れ。
見れば見るほど、”少し前の世代の人が考えた未来”っぽい建物だと思う。

f:id:waltham70:20140808223325j:plain

f:id:waltham70:20140808223320j:plain

f:id:waltham70:20140808223315j:plain

f:id:waltham70:20140808223311j:plain

平屋建て。とにかく横に広い。
 
 
磯崎新という建築家の代表作で、日本のポストモダンの集大成とも言われる建物が茨城県にあって、そこの広場ではよく戦隊もののロケなんかもしてた。
 
 
世界平和は案外身近なところで守られてるのねーなんて微笑ましく見てたけど、館内ではよく迷子になってた。
 
 
動線が悪くてまっすぐ目的地にたどり着けないので、ウロウロする羽目になるんだよね。今から考えると、まさに未来を先取りした建物だったな。
 
 
イオンモールみたいな場所はとてもわかりやすい。あんまり迷子になることなく、まっすぐ目指す場所にたどりつける。
 
 
未来を先取りした建物は、上に行くにも下に行くにもウロウロする必要があって、不必要に迷う構造になってた。わかりにくくて迷子になるような構造こそが、未来を先取りしてた。思想を形にした人、やっぱりすごい。
 
 
お休みなさーい。