クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

ストーリーがあってないような暮らし

ピーマン、にんじん、しいたけ。子どもが嫌いそうな野菜のことごとくが、子どもの頃から好きだった。そのままだと子どもの舌には特に美味しいとは思えないようなものも、美味しく味わえるように。食卓に工夫をこらしてくれていた、母親のおかげなんだよね、きっと。

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 母の日用のプレゼントとして贈った、「花より団子」の詰合せが届いたと母から電話があった。その時に、母がどこかのスーパーで見掛けた、私の同級生のお母さ んの話になった。子ども心にもその同級生のお宅はすごく素敵なおうちで、「北欧風インテリア」なんて言葉もなかった時代から、ナチュラルモダンなこだわりのある家具を揃え、『ストーリーのあるモノと暮らし』を実践されているお宅だった。
 
 
おぼろげな記憶では、確か家の中にブランコとかあったような気がするんだよね。今から思うと、ボーネルンドみたいな玩具が揃っていたような。とても広いお庭のあるお宅だったから、保護者をまじえての集まりなんかにも気さくに場所を提供してもらってた。
 
 
だから母もそのお宅のことはよく覚えていて、「あんなに大きな冷蔵庫は見た事がなかった」とか、「普段から口にされてるものが、その辺のお宅とは全然違った」とか、今でも言ってる。米・味噌・醤油でできていた、我が家の食卓とは大いに違ったんだよね。
 
 
素適なインテリアのことよりも、母が覚えているのは”食べ物”周りのことがメイン。ま、その辺はしっかり受け継いでいるのかも。
 
 
家庭菜園もされていたけど、同級生宅の広いお庭にはお花もいっぱいだった。小学生だった頃は、自宅のお庭やベランダで育てた花がきれいに咲くと、「これ持っ て行きなさい」なんて学校の教室に飾るよう、持たされた。その同級生もたびたび持ってきてたような気がする。古ーい記憶だけど。昭和のひとコマです。

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米・ 味噌・醤油がメインだった頃には考えもつかなかった「ふきのサラダ」を作ってみた。枝元なほみさんのレシピを参考に。ふきと油揚げだったら、煮物しか思いつか ないから、目先が変わってすごく美味しかった。「食事前が一番お腹が空いてる」ので、つまみ食いが止まらない感じだった。
 
 
鶏の照り焼きマスタード入りソースに、にんじん、ふきのサラダを添えて。日に日にお店に並ぶ野菜の種類が増えていってるので、野菜好きとしてはとってもうれしい。
 
 

お休みなさーい。