首都圏に比べると、中心部の地べた(=地面)の値段が安いので、古い建物がそのままになってることが多い。
窓を引き立てる縁どりもステキなこんなのとか。レトロな雰囲気満載の建物が、そこかしこに残されてる。
首都圏に比べると安いとはいえ、中心部は郊外に比べると相対的に地価が高い。取り壊し費用かけるくらいなら、やや離れた郊外に新築した方が安上がりなんだよね。
(オレンジの屋上、緑の窓枠も粋な色使い)
そんな中、地べたのお高い場所に、新築の高層マンションがどどーんと建設中。
完成したら38階建てになるんだったかな。
キャッチコピーは「札幌の真髄」~札幌の未来を望む、新たなタワーレジェンドへ。~
こういうの、マンションポエムっていうんだよね。この近くを通りかかるたびに、未来はここから始まるんですか、そうですかという気分になるんだよね。
JR札幌駅前、再開発される前は結構さびれてたらしいけど、今ではすっかり駅前の方が立派な繁華街に成長してしまった。
そのかわり、旧市街とでも呼びたいような大通り周辺は、ひと昔前に比べればずいぶんさみしくなったらしい。大体そうおっしゃる方は、毎年5万人づつ人口が増えてたという、戦後~昭和の賑やかさと比べてたりするので、話半分で聞いてるんだけど。
駅前もしくは駅近に、次々と高層マンション建ってきて、確かに札幌の未来はこの辺にかかってるんだろうと思う。再開発計画いくつか持ち上がってるから。
さっきのマンションからも、そう遠くないところに50階建てマンションの建設計画もすすんでる。
そんなにいっぱい高層マンション建てて、どうすんのと思うけど、需要があると思うから立てるんだよね。にょきにょきと高層ビルが立ち並んで、きれいになっていく街並みを想像すると、「リトル・トーキョーin札幌」とでも呼びたくなってくるんだよね。
駅近なら、東京ライクな生活を送るのに不自由しなさそうだから。首都圏だったら点在してそうなお店も一箇所に集中してるんだよね、かえって便利なくらい。
再開発けしからーんとか、そういう感慨は特になくて、あぁ変わっていくのね。そう思って見てる。こっちに引っ越してきてからも、毎年なにかしら街の風景変わっていってるから。
札幌軟石を使った、昔ながらの蔵を利用したカフェ。この辺りも再開発にひっかかるのかも。
この蔵は残ればいいなと思うけど、耐震性との絡みで難しいらしい。単に石を積み上げただけのものは、現在では建築許可が降りないので、壊したらそれっきり。
何年かしたら、画像でしか残ってないものを今見てるのね。通りかかる時にはいつもそう思う。
お休みなさーい。