クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

Japanese cotton cheese cake

今日はチーズケーキを食べたい、買って帰りたいという暗示にかかっていたので。
 
エッグタルトにも見えるけど、その正体はチーズタルト。中身(フィリング)は、3種のクリームチーズを使ったチーズムースになっている。

f:id:waltham70:20140319005325j:plain

 
サクッとしたタルト生地に、しっかりチーズの味がするチーズクリームの組み合わせが美味しい。1個178円とは思えないほど「ちゃんとした」味がする。
 
 
ひと口にチーズケーキといってもいろいろあるけど、昔ながらのスフレタイプのチーズケーキ、欧米では「Japanese cotton cheese cake」って呼ばれてるらしい。確かに画像、特に断面を見ると、あぁこりゃコットンですな。日本人でもそう思う。
 
 
スフレタイプのチーズケーキが登場した時は、日本全国でチーズケーキブームが起こってたらしい。そう母親が言ってた。1970年代くらいのお話しですかね。
 
 
ティラミス、ナタデココ、クイニーアマンにカヌレ。最近だとマカロンや生キャラメルにパンケーキもかな。そういったスイーツブームの先駆けが、もしかしてチーズケーキ?
 
 
口の中でとろけるようなチーズケーキの食感が、初めて食べた時には衝撃だったらしい、母親の証言によると。日本には昔から淡雪とか落雁とかあるから、「口の中で溶ける」食感、特に受けが良かったのかも。
 
 
口当たりが良くてなめらかで、フワッあるいはトロッとした、ムースやスフレのような食感、今でも人気あるよね。プリンやムースの類のお菓子、コンビニにはたいてい置いてあるし、私も好きでよく買う。
 
 
そうした「ムース菓子」がフランスで登場したのは1981年、ミッテラン政権下で労働時間短縮政策が打ち出されたことがきっかけっていうんだから、何がどう福音になるのか、ほんと謎。棚からボタ餅ならぬ、時短でムース誕生。
 
 
長時間勤務ができないなら、まとめて作って冷凍してしまえという、技術の革新素晴らしい。ショック・フリーザー(食材を休息冷凍する機械)誕生のきっかけ・普及の陰には時短政策ありって知ると、ロマンというより、春闘オルグの香りが漂ってきそう。

 
そんな豆知識引っ張り出してこなくても、素直に美味しいと味わってればいいのよね。たいへん美味しゅうございます。