クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

お菓子は余裕の産物

アド街ック天国で天神橋筋商店街特集やってた。
 
関西に帰省しても大体いつも駆け足だから、ゆっくり大阪探索もできないんだよね。
久しぶりに動く「ディープ関西人」見れたから、すっごい面白かった。
 
 
この人達ふつうの人だよね?スタッフじゃないよね?
思わず二度見するようなノリの良さにあふれてて、「ディープ関西人」、無形文化遺産登録しようよとか思っちゃった。今から保護活動始めないと、東京一極集中の流れの中で、消えていっちゃうかもねー。
 
 
天神橋筋商店街、アーケード付き商店街としては日本一長いんだよね。
 
 
新京極・寺町・出町柳商店街・堀川商店街・大手筋商店街・古川橋商店街etc.etc.
商店街と縁が深い前半生送ってきたから、今でも商店街に行くとテンション上がる。
 
 
最近流し読みしてる、『お菓子でたどるフランス史』に「パサージュと菓子店」っていう項目があって、”パサージュ、おしゃれなアーケード街が増えたからカフェも増えていった”って書いてある。
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(おしゃれなイメージ画像)
 
商店街、いまんとこ全然おしゃれじゃないところの方が多いけど、悪天候も車も気にせずに歩き回れる場所だから、店舗の新陳代謝さえ進めば、昔みたいに賑わうと思うんだよね。
 
ブルジョワのような親密であたたかな家庭など望めない労働者さえ、パサージュならば、いつでもそこをゆっくりと通過し、雰囲気を楽しめることができました。
 
見るだけならタダだからねー。運動がてらに歩き回れる場所、ウロウロしてても変に思われない場所、あった方がいいから。郊外の住宅地だと、犬でも連れてないと不審がられて、散歩もできないんだよね。まぁランニングすればいいだけなんだけど。
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カヌレ、クィニーアマン、マカロン。日本人でも知ってるスイーツも、最初は単なる地方菓子だったんだって。都会に住む人の方が、地方の知る人ぞ知る一品のことよく知ってることがあるけど、そんな感じ。
 
 
まず地方で有名になって、その名声が都会、この場合はパリなんだけど、パリに届いてついには世界中に広まったという、壮大なお話し。時間もかかってるけど。
 
 
パリでは丸い形をしたシュークリームはあんまり見かけなくて、エクレアの方が一般的だったんだよね。丸い形でクリームを詰めたシュークリームを復活させたお店が大人気になってっていうニュース、ここ1年以内で読んだような。
 
 
ビアードパパのシュークリーム、パリでも受けるかもね。ヒロタのシュークリームが海を越えてもいいけど。
 
 
お菓子はパンと違ってなくても困らない、「余裕」が育むものだから、余裕のあるところを求めて海を越えていける。YOKANやDORAYAKIが、近未来には日本以外でも人気になってる。そう考えると楽しい。
 

お休みなさーい。