クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

DVD鑑賞

生クリームの上歩いてるみたい。歩いてるとそう思うけど、生クリームはこんなに冷たくないんだよね。外に出るのが嫌になるほど寒いので、冬眠したくてたまらない。

 
 
シモーヌ』のDVD見てた。一応SFになるのかな。アル・パチーノと、ウィノナ・ライダーが出てる。でもウィノナ・ライダーはヒロインじゃないんだよね。落ち目の女優役やってて、ウィノナ、あんなに可愛かったのに。。って淋しい気持ちになれる。
 
 
ヒロインは、プログラムによって生まれた”バーチャル女優・シモーヌ”で、シモーヌ役を実在のスーパーモデル、レイチェル・ロバーツが演じてる。ゴージャスビューティーで目の保養になりまーす。香水やラクジュアリー・ブランドのモデル役がぴったりくる感じ。シモーヌ役の女優さん誰だっけ???って急に見たくなったんだよねー
 
 
ガタカ』の監督、『トゥルーマン・ショー』の脚本家でもあるアンドリュー・ニコル監督作品。SFに含めていいのかどうかビミョーなんだけど、未来を先取りしてたなーって久しぶりに見て思った。
 
 
2002 年の映画なんだけど、その時点ですでに「何を言ったか」じゃなくて「誰が言ったか」が意味を持つ世界描いてる。元々芸能界にはそういう面があるにして も、”非実在”の人物の言動に世間が振り回される様子をコミカルに描いてて、今見るからこそなるほどーと思えるとこいっぱい。シモーヌがわりかし高度なプ ログラムで生まれた割には、彼女の存在をリアルにするための小細工がアナログでおかしーの。
 
 
この映画見てると、松雪泰子が出てたファイブミニのCM思い出す。「欽ちゃん走り」をお奨めしてるのが一番ぴったりくるんだけど、残念ながら画像見つからなかった。言って欲しい人に言って欲しいこと言われると、欽ちゃん走りだってしちゃうし、三歩進んで二歩下がりつつ100m歩いたりするんだよね。
 
 
結末覚えてなかったから、もう一度見直してみて、なるほどと思ったことふたつ。思い通りになる女優を手に入れた、アル・パチーノ演じるヴィクターは、己のロマンである映画に彼女の使い道見出してた。だけど、思い通りになる影響力の強い人物を手に入れた他の人だったら、映画という虚構だけには満足しないのかもねってこと。ラストは割と意味深だった。
 
 

未来への種が落ちてる何かを見るの、やっぱり面白い。

 

お休みなさーい。