クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

飛行機にだって飛べない理由がある

25日も夕方になると、クリスマスには早々と別れを告げ、あっという間に迎春準備に入るお店がそこかしこに。変わり身早っ。

 

 

週末からなっがーい年末年始休暇が始まるけど、お天気悪くなるみたい。帰省の足に影響でそうだから、大丈夫かな。誰のせいにもできない「天候」で足止めされて、これでもかと忍耐力試されてる時間ほどイライラするもんないからね。
 
 
空 が荒れて飛行機が飛ばなくなって、空港のロビーで丸一日足止めされたことがあるんだよね。早朝から移動続きでとにかくもう疲れ切ってて動くの嫌だったか ら、空港ロビーかホテルか。2つのプラン提案されたうち迷わず空港ロビー選んで休んでた。ほぼ寝てたけど、そのうち近くに居る外国人ビジネスマンが、30 分おきくらいに席立っては電話してるのに気が付いた。
 
 
世界中どこでも携帯使えるような、海外ローミ ングサービスなんてまだなかった頃。近くに公衆電話があって、そこからその人電話してた。航空会社へのクレーム、あと、思いつく限りのところに電話して、 「なんとしても、明日〇〇時までに△△に居ないといけないんだ、大事な会議なんだ」って訴えてた。
 
 
「先 程もお聞きしたが、事態に進展は?何やはり飛行機は飛ばないだって。私が置かれてる状況は別の方にもお伝えしているが、とにかく私はここから早急に移動し なければならないんだ」。って、めっちゃ冷静に、怖いくらい丁寧な言葉遣いで(だからヒアリングできた)くどいくらい何度も繰り返してた。できるだけ冷静に話そうと してて、事実口調は決して怒ってなかったし、むしろ紳士的ですらあったんだけど、コメカミがピクピクしてたんだよねー。
 
 
「青筋立てて怒る」って言葉があるけど、ほんとそんな感じだった。余裕で10分以上も電話で話して、戻ってきても貧乏ゆすりしながら全身でイライラ表わしてて、貧乏ゆすりに飽きたらまた電話しにいって。かなり長い間そんな感じだった。
 
 
お天気のせいなんだから、文句言ったってしょうがないのに。そう思って見てたんだけど、言わずにはいられないんだよね、その人。誰か一人や何かひとつの責任に出来る程、この世界単純に出来てるわけないのにね。誰かや何かのせいにして、すっきりしたかったんだよね、きっと。
 
 
どんな仕事にも大変な面はあるんだけど、どうにもならない天候が相手なのに、「大変申し訳ありません。どうぞご理解を」って繰り返さなきゃならない。おまけに多くの場合で代替輸送手段なかったりする、空港あるいは航空関連のお仕事は、ほんと大変だなーって思った。
 
 
なので、天候悪くなっても空港関係者には広ーい心で接しようと決めてる。
 
 
お休みなさーい。