クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

十二分に

12って数字、不思議だなーっていつも思ってる。いろんなとこで見るから。

 

1年は12か月で、時計の文字盤も12分割。干支は12支で、いまいち知名度の低いへびつかい座を除けば12星座がお決まり。薬師如来を守護するのは十二神将で、1ダースといえば、12個入りのこと。

 

干支や12神将はオリエンタル、東洋の文化っぽい。12星座やダースはヨーロピアン、西洋の文化っぽい。あらら東も西も12が好きねー。

 

どーしてそんなにあちこちで12が使われるのか。12のメリットって一体何さ。そう疑問に思った人は、何も私が初めてではなかったらしく、wikiにはちゃんと12のメリットが載ってた。

12は10よりも約数が多いため10にはないメリットを有する。

なるほど!約数が多い、言い換えれば「割り切り」が得意なのね!便利じゃん。ということで、wikiには12が割り切れることでお得エピソードがいろいろ紹介されてた。

 

上半期・下半期の2シーズン制だった時代は、第1四半期、第2四半期。。と続くクォーター制に比べると、締めが少ない良き時代だった。締めが増えたどの辺が便利なのさ。評価される側にシンパシー感じればそうなんだけど、評価する側にとっては管理しやすくて便利だわねー。それもこれも1年は12か月で出来ていて、「割り切りやすい」12の性質をもってすれば、最悪3か月2か月単位に区切られることもあって、キャーこわい。

 

わかりやすいアナログ時計が可能なのも、12がお利口さんに出来ているから。3か月先や半年先って何月だっけ。知りたかったら時計の文字盤見てる。12月の半年先はと時計を見れば、12時の反対側は6時だから6月ねって、そんな感じ。中途半端に7か月とか言われた時はそこにプラス1。腕時計しかもアナログ愛用してるのは、「先日付」確認する必要に迫られることが多かった時の名残りなのよねー。

 

おっと、12といえば忘れちゃならない『十二国記』。世にも稀な黒い鬣(たてがみ)を持つ黒麒麟、泰麒のその後が気になってしょーがない。早く続き出て-。ダース食べるたびに「あぁ十二国記の続きが読みたい。。」ってなる人、日本中探したら後もう一人くらい居そう。

 

十分すぎるほどたっぷりしてる、十を強めた言い方が「十二分に」。10よりも12の方が数が多いのは世界共通だから、A Dozen Roses=12本のバラは I Love You。そう思ってたんだけど、実は「割り切り」が得意な愛だったりして。「バラは数でいろいろな意味がある」意味深な花でもあるのよね。

 

6本で I miss you、18本で  I am sorry、50本なら無条件の愛。これは西洋バージョンで、中国バージョンだとまた色々あるらしい、面倒くささ。蕾が1本混じってたらとか、色はーとか、応用編は限りなくどこまでも続いてくのよねー。

 

花を渡せばいいだけの、お手軽コミュニケーションだけど、前提条件共有してないと、どこまでもすれ違っちゃいそう。

 

お休みなさーい。

 

丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)