クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

季節のご挨拶

喪中欠礼のハガキが、ちらほら届くようになった。亡くなったのが、お祖父さんお祖母さんの場合もよくあって、高齢化社会だなーって思う。もうちょっとで100歳の方とか、珍しくないんだよね。

 

昔、おっちょこちょいの友人から喪中欠礼ハガキが届いた時、「誰」が亡くなったか書いてなくて、ものすごく困惑したことがある。お亡くなりになったのはつい先月、12月に入ってから急いで出しましたって感じで、急ぐあまりに肝心な情報すっとばしたみたいだった。同居の家族はご両親に妹さんだけだったから、もしや。。と思いつつ恐る恐る電話してみると、「〇〇に住んでるおばあちゃんやねーん」とあっけらかんと返ってきて、ホッとした。

 

ホッとすると同時に、同居してない祖母が亡くなった場合も喪中欠礼になるんだ、自分だったらそうはしないのになーって思った。

 

最新のマナーがどうなってるのか。調べてみたら、喪の期間の基準なんてものがあった。

 

 喪の期間の基準となっているは、明治時代に作られた忌服規定 であり、両親が死んだときで1年、夫1年、妻3カ月、子供・兄弟は3カ月、祖父母は5カ月、叔父叔母は3カ月となっています。 しかし現代では細かい規定でなく、欠礼は一律に亡くなってから1年としているのが普通です。

 

配偶者が妻だった場合の扱い軽っ。夫は1年なのに、妻3か月かよって感じ。さすがは明治時代。祖父母5か月で妻3か月。子供と兄弟が同等で、同じくこちらも3か月と、高齢者偏重がはっきりしてる。

 

現代の感覚からしたら、既婚の場合、夫でも妻でも配偶者・子供なら1年。両親もまぁ1年、兄弟姉妹は半年、同居の祖父母も半年、別居なら無しでもいいのではないでしょうかって個人的見解。未婚の場合は、両親と兄弟姉妹が1年、同居の祖父母については以下同文って感じでいいのではないでしょうかって、これも個人的見解。

 

現状は、大切なおじーちゃん・おばーちゃんへの尽きせぬ思いを表すには、半年足らずでは足りない。ましてや無しなんて、そんな薄情なことできないわって感情に押し流されて、 おじーさん・おばーさんの場合でも、喪中欠礼が増えてるのかなーってこれも個人的見解。

 

あるいは、年賀状でしかやり取りしない。または3日にあけず、メールや電話でやりとりするような相手とは、年賀状無くてもいいかなという「お付き合い」を合理化する一環として、喪中欠礼でちょっと距離置いてみたとか、そんなのもありかもしれない。必ず出すランクから、来たら出すランクへの格下げみたいな。

 

歳の離れた方から年賀状頂くこともあるんだけど、年々若い人の方が礼儀正しくなっていくのを実感してる。虚礼廃止つって、毎日顔合わせるような会社の人間への年賀状はやめましょう運動とか経験してる身としては、一周して「礼法社会」やってきたなーって感じてる。さて、来年の干支はなんだったかな。年賀状のデザイン考えなきゃだわ。

 

お休みなさーい。