クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

道が無い

40度超えの四万十辺りの人からすれば、別世界のように涼しい夜なんですの、こちら。

もうコスモス咲いてるし。

 

夏も終わりね~甲子園も終わったしね~って、なんか”ことの終わり”って感じでしみじみしちゃう。

 

用事があって、

全く行ったことがないとこ(今住んでる地域の87%くらいがそうなんだけど)に車で行ってきた。

 

カーナビがあるから大丈夫って思ってたんだけど、うちのナビどういう設定になってるんだか、とんでもないルート選んでくれる時がある。

 

最短距離を示してるのか、こんな住宅地通る訳???と思うようなルート表示する。

 

これ絶対おかしいと思うような、戸建が立ち並ぶエリア抜けて目当ての建物にたどりついた。多分、その建物自体はインフラのひとつだから早くからあったに違いないけど、いつの間にか周辺が宅地開発されて、街並みとして何かおかしな感じになってた。

 

「公」と「私」、パブリックとプライベートが隣り合わせの環境。パブリックスペースには人が次々やって来る。待合室に座ってるだけなのに、布団干してるのとか丸見えで、見てるこちらが落ち着かない気分になった。見られてる方はもっと落ち着かないと思うけど。

 

とにかく、行きも帰りもこんな道通るのおかしいと思うから遠回りして、挙句道に迷って、予定よりずいぶん時間かかって帰ってきた。

 

便利に使ってるつもりで使いこなせてないから、いまいちカーナビ信用してない。

 

ちょっと前も、とりあえずドライブしましょって知らない道適当に走ってて、一応おおまかな方向や行き先見るためにカーナビ表示させてたんだけど、カーナビが途中で道をロストしたことあった。

 

あっコイツ何か迷ってるな、って風情を見せたかと思うと、カーナビから突然道消えてた。地図上では道が途切れてて、何もない、ただの原野になってた。

でも、目の前には立派な道続いてるの。対向車も滅多に通らない、すっかすかだけど立派な道が。

 

「道が無いー!」「無いはずだけど道が有るー!なぜやー!」とか言いながらしばらく道走らせてた。旧道と思われる昔からあるような道に行き当たったら、カーナビも正気取り戻して道復活してた。

 

多分新しくできたばかりの道路で、

私が使ってたカーナビにはまだそのデータは入ってなかっただけなんだけど。

 

道は確かにあるんだけど、データがアップロードされない限りは、その道は「存在しない道」になってる体験が、ちょっと面白かった。多分現実にもこういう「道」があるんじゃないかと今も思ってる。