クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

読書

『インターネット的』を読んで。

コピーライターというより、今ではすっかり『ほぼ日刊イトイ新聞』の人で知られる糸井重里氏による、『インターネット的』を読んだ。 インターネット的 PHP文庫 作者: 糸井重里 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2014/11/21 メディア: Kindle版 この商品…

『ふしぎな国道』読んだ。

国道という、とってもありふれたものから非日常な楽しみを見出した国道マニアたち。道路趣味という奥深ーい世界の深淵は、大変興味深いものだった。面白い。地図や写真も豊富です。 本書は、日本の道路行政の問題について鋭く分析・検討し、何事か物申すよう…

『カフェと日本人』読んだ。

「もう一度、訪れてみたいカフェは、どこの何という店ですか?」 そう聞かれたら、 イノダコーヒー札幌紀伊國屋支店 タナカコーヒー先斗町店 珈琲店 北地蔵 3つのお店が浮かんだけど、残念ながらどのお店も今はもうない。 もう一度訪れてみたい、特別な場所…

口惜しいなら、不幸になっちゃダメだぞ

一気に円安もすすんだことだし、ほったらかしにしてたへそくり求めてゴソゴソしてた。1ドル80円時代に買ったドルキャッシュ、記憶よりも金額少なかった。おまけに、ドルキャッシュ以上に使い道のないユーロ札も一緒に発掘された。 Instagram 記憶なんて、…

『失われた感覚を求めて』読んだ。

東京と京都の2拠点で活動する小さな総合出版社、ミシマ社を起ち上げた同社代表の三島邦弘氏による、これまでとこれからを綴った書、『失われた感覚を求めて』を読んだ。 本を読む者として「本の未来」にも関心がある人、近ごろのベストセラーの良い読者には…

新たな物語が必要とされるとき

過去から学べることは、確かに多いんだよね。 #bird ラッセル・クロウが大変カッコよかった『グラディ・エーター』。ローマの剣闘士を描いたこの映画では、パックス・ロマーナの影で、民衆の娯楽やはけ口として、剣闘士同士のバトルが人気だったことがわかる…

読み返す

終日雨がパラついてたせいか、気温が上がらず寒い一日だった。短い夏が終わり、またもや衣替えの季節。もうサンダルも履けない。季節の移り変わり、早過ぎる。 Instagram 遠出する予定をキャンセルして、家で本を読んでた。暇つぶしにKindleにダウンロードし…

『ラブフロムボーイ』読んだ

たった一冊でも一編でも、誰かの記憶に残るものを書いたんだから、 十分じゃない。 今となってはどうやってそのレビューにたどりついたのか、もう思い出せない。「全く読んだことのないタイプ」の本を求めてネットを巡回中に、たまたま見つけたのがこのコミ…

『かもめのジョナサン 完成版』読んだ。

抽象の世界に飛び立ったカモメは、生活の夢はもう見ないのか。 40年以上も前に出版され、大ベストセラーとなった『かもめのジョナサン』。「飛ぶ」ことに誰よりもこだわった奇妙なカモメのお話は、3章までで終わってた。そこに、かつて著者自身が封印した…

『「好き嫌い」と経営』読んだ。

雨が降ってたせいで、肌寒い一日だった。勝手に夏休みの読書感想文企画をたてて実行中。今週は読書感想文多めをめざしてる。 #streetphoto 14名の経営者がその人個人の「好き嫌い」を語った、『「好き嫌い」と経営』を読んだ。 この本に登場する経営者の方…

『ゴミ情報の海から宝石を見つけ出す』読んだ。

お盆のせいか、街中から人も車も消えて、静かで涼しい一日だった。 #streetphoto 『ゴミ情報の海から宝石を見つけ出す これからのソーシャルメディア航海術』読んだ。 ジャーナリスト、あるいはメディア・アクティビストとして著名な津田大介氏による、情報…

『AiR4KDP』読んだ。

平地でも高原にいるような気分になれる、涼しい一日だった。 #flower 発売記念キャンペーンで200円と、ずいぶんお安くなってた『AiR4KDP』を、アマゾンで買って読んでみた。 書店で売ってるような本を電子書籍化したものでも、ブログやメルマガなどどこか…

続『広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい』読んだ。

しとしとジットリ、梅雨が再来したかのような一日。主食はスイカ、おやつはガリガリ君になりつつある。これでいいのかと思いつつ、スイカが美味しい。 クラゲ 物の売り方・買い方が変わったら世の中変わる。それが最近気になってることなので、『広告やメデ…

『広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい』読んだ。

湿度90%超、雨が降っても100%にならないところがむしろ不思議な、雨模様の一日だった。赤いポピーの造花で埋め尽くされたロンドン塔は、まがまがしいような美しさ。ニュースで見かけただけなんだけどね。 #flower 『広告やメディアで人を動かそうとす…

『ヒップな生活革命』読んだ。

『ヒップな生活革命』読んだ。 Instagram アメリカから変革の波が広がる。 アメリカ人の意識が大きく変わり始めた。抜群に美味しくなったコーヒー、「買うな」とうたう企業広告、地元生産を貫くブランド、再燃するレコード熱・・・・・・サブプライム金融危…

『詐欺の帝王』と『メディアの苦悩』読んだ。

終日曇り、時々雨な一日だった。七夕前に降る雨は、彦星が一年に一度の逢瀬のために牛車を洗う、「洗車雨(せんしゃう)」と呼ばれるとか。日本語の豊かさ、繊細さに、うっとりしたね。 『詐欺の帝王』と『メディアの苦悩~28人の証言~』を読んだ。 一見…

フードトラップから逃れるたったひとつの冴えたやりかた

コカ・コーラ、ネスレ、ナビスコ、クラフト、ゼネラル・ミルズ。巨大食品会社の内幕と食品業界の実情を描いたノンフィクション、『フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠』を読んだ。 フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠 作者: マイケルモス,本…

『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』読んだ

Instagram お気に入りのパン屋さん『しげパン』の天然酵母を使ったパン。 パンを手作りする人にはお馴染みの天然酵母。イーストよりも味や香りがいいと人気がある。 『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』を読んだ。 岡山県真庭市勝山にあるパン屋さん*1『…

他人が写った写真はあんまり載せたくない

YOSAKOIソーラン祭りが始まってた。そういえば今日からだったね。主会場となる大通公園は、祝祭空間に変わってた。 (水無月。写真と本文は関係ありません。) YOSAKOIの衣装は、学校の文化祭や体育祭を思い出させるんだよね。回転した時にはヒラヒラするよ…

『千曲川ワインバレー 新しい農業への視点』読んだ

ライラックまつりの会場では、今日も道産ワインの販売会をやってたりするので、無視して通り過ぎるのがつらい。近くを通りかかると、喉が渇いたような気がするんだよね。 フランス人は、葡萄畑を見ると喉が渇くらしい。 千曲川ワインバレー 新しい農業への視…

今に通じるロールモデル

今年、2014年の本屋大賞が『村上海賊の娘』、その前は『海賊とよばれた男』だった。ここのところ、スケールが大きい壮大な物語が支持されてるみたい。それとも海賊ばやり? 講談社ノンフィクション賞を受賞した『謎の独立国家ソマリランド』も、そういえ…

『世にも奇妙なマラソン大会』読んだ

まったくの未経験で、ハーフマラソン20km弱を果たして完走することができるのか。 ここんとこ毎年、冬の終わりになると重い腰痛に悩まされてる。 雪が降ってる間はずっと、慣れないペンギン歩きを強いられてるので、体に負荷がかかってるんだよね。負荷…

マイナーコードで進行する絵本

今週のお題特別編「素敵な絵本」 懐かしい絵本がたくさん紹介されているので、つい見入ってしまう。 『ぐりとぐら』のカステラ、『ちびくろサンボ』のホットケーキ、『クマのプーさん』のはちみつ。出てくるお菓子が美味しそうだったものだけでなく、『おお…

『フラニーとズーイ』読んだ

『ライ麦畑でつかまえて』あるいは『キャッチャー・インザ・ライ』で有名なサリンジャーによる、意外と人気があるに違いないと信じてる、グラース家サーガのひとつ『フラニーとズーイ』を読んだ。 フラニーとズーイ (新潮文庫) 作者: サリンジャー,村上春樹 …

めざすは飛行機のギャレー

今日は雛祭りだったけど、ちらし寿司を作るでもなく。はまぐり入りボンゴレパスタで、なんちゃって雛祭り気分を味わっといた。 ス パイス類が少々増えてきたので、キッチン周りをなんとかしたい。もっと使い勝手を良くしたいと思い始めて早3ヶ月。思うばか…

『ピグマリオン』読んだ

今日も暖かかったせいか、アスファルトの面積がずいぶん拡がってた。ついでに白かった雪の壁も茶色い壁になっていて、一年で一番”汚らしい”シーズンに入ってしまう。 「三月が一番なんにも見るものないんですよねー」って、以前泊まった宿の人が言ってたけど…

The Rain In Spain

昨日も今日も、日中はずいぶん暖かかった。梅がほころぶような暖かさは当分先だけど、手袋なしでも大丈夫なくらいだった。 45年ぶりの大雪に見舞われた後の関東地方では、大洪水起こってた。気温が高くなれば、次に来るのは水浸しの道路なので、レインシュ…

一番きれいの後

みなさん写真上手だよねー。 写真で生計を立てているとも思えない人でも、素敵な写真撮ってブログだったりwebにアップしてる。 実 家の母から、お散歩コースにある蝋梅が満開になったっていうメールが届いてた。花や景色、あるいは由緒ある建物なんかでもそ…

それなりに料理ができる人向けの料理本

料理家である高山なおみさんの料理エッセイ、『気ぬけごはん』を読んだ。 『暮らしの手帖』に連載されていたエッセイを本にまとめたもので、どうりでページをめくった時の体裁に見覚えがあり。ページ中央よりやや下にラインが引かれた上下二段組み(という言…

のびやかに

天気予報通りに万全な防寒対策で武装してたから、これなら案外平気かもって厳冬の中てくてく歩いてみた。最近運動不足なもんで。歩いてる時は大丈夫だったけど芯から冷えたみたいで、暖房の前に陣取っていてもまだ暖まった気がしない。帰宅から相当時間経っ…