クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

ただの日記

  • アメリカとイスラエル、来年2018年末でユネスコ脱退へ
  • 羽田空港の入国審査ゲートに、顔認証システム登場。入国審査にかかる時間、大幅に短縮
  • 3年連続で新米価格上昇

アメリカがユネスコから脱退する背景には、イスラエルパレスチナ、中東問題といったセンシティブな問題があるらしい。国よりも豊富な資金を持ち、時には国の政策にも口先介入する、文化・教育・科学振興に興味関心の強い巨大企業がもしあれば、代わってくれてもええんやで?と、持ち掛けられたらどうすんのかしらねぇ、と渋茶すする。

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晴れてるけど寒いんだぜ。

パリ協定離脱に続いてのユネスコ脱退で、どちらも「国」にしかできないことなんすかね?との疑問が、ふと浮かぶ。元政治家やハリウッドスターに、著名起業家も熱心じゃん。

 

国は国にしかできないこと。誰もやりたがらないことにこそ注力したいと、国が言い出した時、この手のロビイストっぽい人達はどう反応するのか、見てみたくなるやね。ポケットマネーで生涯やり続けたら、それはそれで尊敬する。

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15℃を下回ると、屋外で暇をつぶす人の姿が激減する。

メリル・ストリープ。今はどうか知らないけれど、毎年夏になると、自腹切ってNYなどの公園で、誰でも見ることができる無料の演劇イベントを開催し、だから彼女は業界人から尊敬されているんだと、聞いたことがある。

 

公園や広場を使った無料の野外イベントが、NYやボストンなどでは夏の風物詩だった頃。教えてくれたのは、私立大学で演劇を教えていた講師とか臨時教師とか、そんなポジションの人。英会話を習ってた。

 

ギャラが桁違いだと、“自分を豊かにしてくれてるものへのお返し”も、桁違いで太っ腹。

 

桁違いのギャラが可能にする世界は、そりゃ成功への階段も登り甲斐があっただろうけど、今はどうなんすかね。glee/グリーや、glee/グリーでブレイクした俳優の早過ぎる死とか見てると、昔よりもっと狭き門になってそうで、時の運の大きさにこそ思考が飛ぶ。

 

キラキラとして、魅力たっぷりなよき面だけを存分に見てたら憧れも募るけれど、地獄面しか見てなかったら、憧れなんて育ちようもない。

 

時の運は、キラキラとして魅力たっぷりなよき面が、より身近でリアルに感じられた経験のこと。運・不運とかそういうことじゃない。

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国よりも、国境を越えて生きていける個人や企業の方が強くなった時、国の宝を守るのは、国と個人と企業。一体誰がいっちゃん信用がおける守り人となるんすかね。

 

前衛的なアートよりも、滅多に人も訪れない場所にある、仏像や仏塔により心惹かれるほう。海外だったら、聖堂とか教会とか。

 

こんな辺鄙な場所にあるのに、それでも何百年も前から、守り伝えようとしてきた人が居たのかと、守り人のバトンリレーみたいなものにより感心するし感動する。

 

新しいもの、前衛的なアートには、守り伝えようとする何かよりも、瞬間的な何かの方が多分に多くて、そもそも瞬発力に欠ける質だから、あんまり心惹かれないんだな、と自己分析してる。

 

お休みなさーい。

ただの日記

  • メルカリ、出品者の本人確認義務化へ。違法行為や規約違反に対する対策を強化
  • 東京、2年連続世界都市ランキングで3位に位置。ニューヨーク、ロンドンに次ぐ
  • スペイン、カタルーニャ州が独立を宣言すれば、中央政府自治権停止措置へ。独立をめぐって膠着

渋谷区では、お金がなくて塾に通えない中学生を対象に、塾代をクーポンとして提供する支援策を始めるとか。その一方で、メルカリは違法行為対策の強化に乗り出した。子供に小銭を渡すなら、その使用目的は教育目的に限るとか、誰が見ても納得するものにしなさいね。という、社会からのメッセージっぽく受け止めた。

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夜になっても、ぼんやりと明るい。

子供に小銭を渡す手段も、多様化してきた世の中。

 

何が正しくて何がダメなのか。ここらで一度はっきりさせようや。という気持ちにかられても、不思議じゃないやね。根拠なき悪口雑言あるいは風評をまき散らすために、子供ダシにすんなや。ガキの使い、地でやるな。

 

という気持ちになったこと、たびたびあり。

 

グローバリゼーションの世の中では、同時多発的に世界中で同じ問題が頻出するらしいので、あとはその問題に対して最も有効な解をいっちゃん先に出した人一等賞。

 

GoogleAmazonAppleFacebook。巨大IT企業が君臨する世の中では、格差は広がるばかり。換金しやすい技術や権利を持った人のフトコロには、日々大金が転がり込んでいく。

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花壇の花は、もうすぐ撤去。

誰もが知ってるような企業のトップや創業者ともなれば、大抵は何かしらの慈善活動に従事しているもの。妬み嫉みをかわし、必要以上に憎まれないという処世術であると同時に、大金が転がり込むシステムの上流にいる人が、お金が流れてこない下流不労所得を放出する「作業」だと思ってる。

 

ほっておけば、ただそのまま上流で貯まっていくばかりのお金。

 

今どきの経営者、あるいは創業者ともなれば、合理的思考の持ち主である可能性は十分にあり。非合理的な何かを合理的に変えたら、お金が転がり込むようになった体験でもあれば、その経験を他にも生かしたくもなるでしょう。

 

大富豪がしばしば自分の財団を持ち、貧困のような社会的課題に取り組むベースには、貯まっていく一方のお金を、使い道のあるお金に変えられたらいいよねという合理的思考もあると思ってる。

 

税の使い方、社会的再分配に不満でもあれば、なおさらその傾向に拍車もかかりそう。

 

別に社会的課題にだけ取り組む必要はなくて、そこは自分が支援したいもの。芸術振興とかスポーツ振興とか、何でもいいんだけどさ。

 

合理的なお金の使い方をしたい人は、非合理的な用途も、理念に合わないこともきっとお嫌い。

 

文化芸術振興にはほっといたって志願者が集まるけれど、貧困撲滅みたいな重いテーマには人も集まらない。お金を出す人がいても、お手伝いする人がいなかったら、どうしようもない。下手すれば、お手伝いする人への寄付で終わってしまう可能性もあって厄介。

 

ついでに相手が都市の貧困ともなると、面倒ごとの連続で、訓練されたソーシャルワーカーでさえ手を焼きそうなのに、付け焼刃でどうにかなるものでもなし。本当にどうにかしたい人は、組織力が大事だと知ってるから、結局は名前だけの団体に雇用されるはずもなく。

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フローズンさくらんぼ。去年の方が甘かった。

人も経験値も足りないのなら、人も経験も足りてる人を巻き込めばいいという発想は、わりと好き。

 

つながるはずのないもの同士をつなぐ。初期のインターネット的。

 

インターネットにはもう、よかった時代は戻らないと、壊したあとでのうのうと、きれいごと垂れ流してるより、よっぽどいい。

 

お休みなさーい。

ただの日記

  • アメリカカルフォルニア州で大規模な山火事、2000世帯が消失か
  • Apple、オリジナルコンテンツ制作で、スピルバーグ監督設立の会社と契約
  • 19歳以下の子供と若者の肥満、世界的に増加とWHOが警鐘

山火事発生前と発生後。ビフォーアフターの写真を見ると、まるで空襲にでもあったみたいだった。ポルトガル、イタリアとブドウの産地となりそうな国でも、ここ1年の間に大規模な山火事が発生していて、そりゃブドウも品薄になりますわ。。

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被害者が居て加害者が居る事件だったら、結局誰が得するわけ?という視点が謎ときには欠かせないもの。加害者は自然現象。とはいえその結果浮かばれるのは、それまで浮かばれなかった人となれば、まぁなんかお察し。という陰謀論にも、毒されやすい方です。

 

賛成90%でもそもそもの投票率が43%しかなかったら、議論に値せずで、もうその態度自体が反対票じゃね?とは思うものの、どうなるんすかねカタルーニャ

 

“自由恋愛”で結婚した各国のプリンセスを取り上げた番組『世界プリンセス物語』で、愛された理由が知りたいと有働さん前のめり過ぎ。有働さんだって、そのままで愛されそうなのにさ。より好み疑惑が浮上する。

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ある日の朝食。おにぎり、卵焼き、お味噌汁。

SF、サイエンスフィクションのもっとも新しい形は、イーロン・マスクが語る火星移住計画の類だと思ってる。

 

一人称視点の夢物語。そもそも空想科学小説っていうくらいだからな。

 

小説の常道からは大きく外れているけれど、同じテーマを従来の小説の形に落とし込んだところで、さしてひと目に触れるものでもなし。同好の士の間で、多少話題になるくらいでしょ。

 

だったら、「こんな未来がやってきたら面白いよね」というお話を、講演の形に落とし込み、広く世の中に知ってもらった方がいいじゃんと、誰かが考えて実行に移したとしても驚かない。

 

講演を見たり聞いたりして世界観を共有した後で、表現するのが上手な人に、映像や文章という形で、それぞれが思う火星移住計画物語を紡いでもらえばいい。

 

世界観ありきで、複数人による競作。すでにあるフォーマットではすでに実験済みだったら、もっとスケールアップさせたくなるのも道理ってもんで。宇宙というテーマでやり尽くしたその後で、ようやく深海の出番かな?と思ってる。

 

宇宙を語るのにぴったりな、イーロン・マスクのような人材が確保できさえしたら、深海編も始まるのかな?とか。お金に換えやすい技術を持ってる人たちが動かす&有利な世の中だもの。渋茶すすりながら、アート&テクノロジーが融合したショーを眺めてる。

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日中なのに、この気温。冷えてます。

Googleエンジニアが宗教を起ち上げる時代。☚嘘かホントかは知らね。

 

スマホという高性能ツールの普及し過ぎでかえって不安が増すなら、テクノロジーが、いかにもテクノロジーっぽく進化するとは限らないやね。

 

お休みなさーい。

ただの日記

  • ドイツ、難民受け入れは年20万人までに。目標値定める
  • 衆議院選、公示。465議席をめぐって1180人が立候補
  • GPS衛星みちびき4号機、打ち上げ成功。位置情報の誤差、数センチの世界へ

難民と移民。日本語だと一語しか違わなくて間違えそうになるけれど、refugeesと immigrantは明らかにその意味するところが違う。日本語だと、どっちのことを話題にしてるのか、よくわかんないことがあるんだけどさ。

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ドラマチックで神々しさもあり。

一昨年は40万人強、昨年は70万人強、今年もすでに10万人超の難民を受け入れてきたらしいドイツ。100万人都市が突如出現したようなもので、そりゃ混乱もするわな。という、素朴な感想。

 

ソニーはAIを搭載したAiboを復活させるとか。サムネイル画像にもなってるAiboは、ロボコップが相棒にしてそうなルックスで、何か変身しそうななんだよな。

 

昨日は秋晴れでとっても気持ちのいい陽気だったのに、今日は気温もダダ下がりで、寒くて困る。外出時にはコート必須になるくらい寒くなると、そっちの方が着るものにも悩まなくて済むからいいんだけどさ。

 

もの珍しい食べ物、しかも安価だと、とりあえず買ってみる。食べきれる量ってとこがポイント。量が多過ぎると、持て余してしまう未来がすぐそこに見えるので、ここはやっぱり食べきりで。

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食用ほうずきという、フルーツ。味はベリー系。

 

もうずっと食べてないけど、野イチゴってもしかしてこんな味?と、野イチゴを思い出すベリー系の味と食感(種のせいか、ツブツブ感種あり)。皮は薄いのでそのまま食べられる、ほんの微かにトロピカルフルーツのようでもある味だった。

 

冬になったら、フレッシュなくだものも枯渇する北国だから、いまのうちにせいぜい色々変わったものを食べておく。

 

フレッシュで地場で採れるけど、個性のあるくだものか。フレッシュさには欠けるけど、広く一般に知られた食べ慣れた味のくだものか。美味しけりゃどっちでもいいんだけど、美味しいものから手が届かなくなりそうな、未来も見える。

 

控えめな甘さでジューシーで。とっても好きなくだもののうちのひとつが琵琶(ビワ)だけど、北国で買おうとすると、高級フルーツ扱いでいい値段がする。

 

こんなところでお目にかかるとは思いませんでしたと思う、ヨーロッパのある国の市場では、キロ100円くらいで売ってたんだけど?どういうことさ。

 

こういうカラクリがあるから、油断ならない国際貿易の世界。量がはけないところでは高く売り、量がはけるところでは、安く売るってことかいな。高過ぎても安過ぎても、生産地と消費地の値段が違い過ぎると、モヤモヤだけが大きくなる。

 

どこで買っても値段も品質も均一なシステムは、思えば大した発明で、買う人のフトコロに合わせて言い値で値段も変わるわけじゃないから、公平でもあり。

 

日常に使うものなのに、異国情緒あふれる市場で買い物するように、毎回値段交渉するとか疲れそうという感想しか出てこない。

 

売り買いにコミュニケーションが発生する場面のデメリットは、毎度のことだったら疲れるってとこ。人によっては、そこが人的つながりに見えて魅力的なんすかね。

 

お休みなさーい。

後世に宝物を残すという勝ち方『ブレンダンとケルズの秘密』見てきた

美しい絵本のようなアニメーション映画、『ブレンダンとケルズの秘密』見てきた。

 

日本の萌え絵やディズニーアニメを見慣れていると、新鮮に感じるちょっと古風なキャラクターに作風は、アイルランドと呼ぶより、ケルティッシュと呼びたくなる。音楽も、幻想的かつどこか懐かしい響きですごーくステキ。

 

最近すっかり影が薄くなったけど、アニメはジブリやディズニーや萌え絵だけのものじゃなく、『森は生きてる』のように、児童文学の系譜に連なる作品だって、その中に含まれてたね、そういや。

 

とにかく美しくて、装飾的

セリフ少なめ、「絵」以外の情報も少なめ

 

児童文学の系譜に連なるような、絵本のようなお話だけあって、セリフ少なめ、説明的長セリフも少なめ。もしもこのお話を絵本にしたら、何ページで納まるかな?と考えたくらい。

 

舞台は9世紀のアイルランド、その頃の日本は平安時代。両親をヴァイキングに殺された少年ブレンダンは、おじであるケルズ修道院長ケルアッハのもとで育てられていた。

 

修道院なので、規律が支配する世界。言ってみればブレンダンたちは「文化」を守る存在で、文化を守る存在である彼らは、彼らの文化を破壊するヴァイキングの襲来に脅えていた。

 

武力の前に、文化は無力。

 

ある日スコットランドのアイオナ島から、ヴァイキングに襲来され、ケルズ修道院へと逃れてきた高名な修道士エイダンがたどり着く。パンガ・ボンという白い猫と、「聖なる書」と呼ばれる貴重な書物を携えて。

 

ケルズ修道院という閉じた世界で育つブレンダンにとって、エイダンは外の世界からやって来た珍しい人。おまけに「聖なる書」という、秘密に満ちた不思議な書物も携えてきたから、ブレンダンはすっかり魅了される。

 

おじからは「聖なる書」あるいはエイダンに近づき過ぎるなと注意されるけれど、お年頃の少年が、そんな言いつけ守るわけねぇ。聖なる書をきっかけに、ブレンダンの冒険が始まる。

 

聖なる書に必要な、緑のインクとなる木の実を手に入れるため、出入りを禁じられた森へと出掛け、不思議な女の子アシュリンと出逢う。また、封じられた古代の神クロム・クルアハと対峙する羽目になったり、そのおかげで失われたクリスタルを手に入れたりするけれど、結局はケルズ修道院ヴァイキングに襲われ、焼け野原になってしまう。

 

常道の少年冒険物語だったら、ここはブレンダンが剣を取ってヴァイキングと戦うところだけど、ブレンダン、柔弱なんですわ。文化を守る徒だから、戦うようにできてない。

 

戦うようにできてないから、逃げる。エイダンと共に、「聖なる書」の完成をめざしつつ逃避行。

 

そして歳月は流れ、ついに聖なる書、世界一美しい「ケルズの書」が完成するよ!というお話でした。

 

セリフ少なめで、少ないセリフをすべて美しい絵が補ってた。

 

時には装飾過多ともいえるほどみっちり描き込まれていて、絵に興味関心がある人なら、ストップ&モーションで何度も見返したくなるはずだから、ほんとは動画向き。

 

セリフが少ないから、武力を前になす術もない、文化を守る砦の中の人の恐怖や諦念がかえってあからさまで、そこは胸が痛んだ。残酷さを表すのに、言葉はいらない。無くても通じる、暴力の力かな。

 

とはいえ最終的に誰が勝者かというと、文化を守る側の人たち。

 

ブレンダンやエイダン、あるいはアシュリーによって守られた「聖なる書」こと「ケルズの書」は、世界でもっとも美しい装飾写本として、現代にまで伝わってる。

 

武力の前に文化は無力で、多数の犠牲者を出したけれど、守られ切った「ケルズの書」は現代に伝わる宝物として、21世紀の現在も、観光客という富を呼んでくる。

 

実在する「ケルズの書」とその伝説をもとに作られたこの映画は、アイルランドの宝物をより尊く感じられる趣向になっている。

 

ヴァイキングが奪った富や黄金は、いっとき彼らを豊かにしたとしても、宝物として「ケルズの書」のように形の残る宝物として、現代にまで伝わってるかというと、そこは謎。ウップヘリーアーのように“お祭り“として残ってはいるけれど、お祭りだから、いつも見られるわけじゃない。

 

というわけで、常設展示で観光客を呼べる「ケルズの書」の方が、トータルで見た時に富(=観光客)を生み出す総量が多そう。

 

そもそも残す宝物さえなかったら、いっときの豊かさに流れるのもしょうがないわな。

 

史実に基づき、実在する場所をいくつかモデルにしているだけあって、聖地巡礼もはかどりそう。

 

「ケルズの書」が展示・収蔵されているトリニティ・カレッジ図書館は、ジェダイアーカイブのモデルとして知られる、今でもスターウォーズファンにはお馴染みの場所だとか。これはパンフレットの受け売りです。

 

宝物を後世に残すという勝ち方と、その勝ち方が生み出す富が、誰を豊かにしてるのかもよーく考えたくなる。

 

アイルランドケルトという発想で、ローズマリー・サトクリフが読み返したくなったのに、電子書籍になってないから、ポチッと買えない。大人だって、児童文学読みたいんだけどさ。

 

同じ監督による『ソング・オブ・ザ・シー』もこの映画も、アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネート作品とはいえ、動画化は遠いのかも。かもかも。

ソング・オブ・ザ・シー 海のうた [Blu-ray]

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SECRET OF KELLS

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ただの日記

茉愛と書いて、「まい」と読む。Googleさんに聞くまでわかりませんでした。ショートカットの女の子が、ポンポン元気よく飛び跳ねてるのは知ってたけどさ。Getty imagesでストックフォトがたくさん見つかるとこも含めて、あぁイマドキの女子アスリートだな、と。

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今日は気持ちよく晴れていた

日本体操女子。男子に比べれば期待も低くて、個々の選手の知名度も低く、なのに63年ぶりに金メダル獲っちゃったから、みなさん画像探してる?と勘繰ってしまう、Getty imagesの検索上位入りかな。あんまりない現象だから、もの珍しい。

 

『ユー・ガット・メール』を見ながら、今これを書いている。

 

メグ・ライアンカワ(・∀・)イイ!! 

トム・ハンクスが若い! 

スタバがすでにある!

 

と、時の流れはあっという間を実感できて面白いんだけど、いっちゃん面白いのは、この時代のパソコン。デカくて不細工。

 

メグ・ライアンの部屋やお店のインテリアが、インテリアショップのカタログから抜け出てきたようにおっしゃれ―なのに、その中で不細工なパソコンだけ浮いてる。1998年といえば、こんなもんか。

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イチイの実が赤く色づき始めると、冬が近づいたと思う

今どきの、インテリアの邪魔にならない、おしゃれで軽くて扱いやすいパソコンその他になるまで、色々あったよね。。と遠い目になれる。

 

iMacボンダイブルーに始まって、今使ってるパソコンになるまで一体何台買い替えたのか。もう思い出せない。。最近は、最低限のスペックさえ満たしていれば、あとはインテリアとの相性優先で選ぶようになった。

 

ひと昔前のテレビのような、ごっついデスクトップ型のパソコン。テレビのようなと言ったところで、生まれた時から薄型テレビしか知らなかったら、最早ブラウン管でさえ通じない。

 

道具は新しい方が、性能だっていいに決まってる。

 

とはいえ、EV車のデザインがどうしても好きになれず、道具ではなく趣味、道楽で乗るんだったらデザインが好きなビンテージに乗る。という選択だってできるわけで、往年の名車と言われるような、シルビアだとかスープラだとかソアラだとかプレリュードだとか。

 

状態のいいものがどれだけ残ってるかを考えると、そっちの方がレアで道楽としての格も上。という価値観に染まりやすい方です。

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ある日のおやつ。

道具だと思う人は性能やスペック重視でコスパ重視。道楽だと思う人はそれ以外の、金銭に換算不可能な部分を好む。

 

道具を道楽に変えて、付加価値をつければ、道具より高値で売れると考える人が、いろんな仕掛けを考え出すもんだと思ってる。

 

小が大に打ち勝つお話。『ユー・ガット・メール』の時代から相も変わらず、好きな人は好きよな。見果てぬ夢って感じ。よりよきものが残るため、あるいは残すための選択を、個々人がした結果の今じゃね。

 

『ユー・ガット・メール』。足ながおじさん、あるいはその続編のディア・エナミー(Dear Enemy)のオマージュにも見えてきた。

 

お休みなさーい。

ただの日記

今日開幕して、いちばん早いチームで12日にゴールだとか。太陽電池が動力源だけあって日中しか移動しない(できない?)とはいえ、オーストラリア広いね大きいね。自動車メーカーはすべて撤退したオーストラリア。次世代産業として、ソーラーカーを推していくのかも。かもかも。

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三連休中日とはいえ、あいにくの天気

外界から隔絶した場所で、他人のドナーとなるために育てられた少年少女たちと聞けば『輝夜姫』がまず思い起こされて、どうにも食指が動かない、今現在とっても有名な作品。

 

誰かのために育てられる存在というのは、たぶんフィクションの世界ではお馴染み。

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大通公園の木も色づき始めた

臓器の一部が最上級のデザート。最上級のデザートを求める上流階級の間では、珍味として珍重されるため、幼い頃から養女としてキープされて育つ種族が出てくる話とか。そういや昔好きだった。

 

それは食べられる側からのお話だったけど、今読むなら、食べる側からのお話の方が読んでみたい。幼い頃から手許に置いて育て、成長を見守り、順調に成長した暁には、食べてしまうというその心理。わけわからん。

 

身の内に取り込む、一体化するということで、究極の愛情の形に見えなくもないけど、ようは美味しいものに目がないだけでしょ?とも言える。

 

食べてしまいたくなるほどかわいいんじゃなくて、美味しくなるまで見事に育て上げた自分へのご褒美なんでしょって感じ。

 

例えば夜更かしして寝不足の時。小人さんが現れて、掃除洗濯etc.代わりにやってくれたら安心して二度寝できる。こっちは寝てたり遊んでたりする間に、小人さんが代わりにお仕事してくれたら、不労所得がザックザク。

 

という形を突き詰めたのが、奴隷労働。

 

自分が豊かになりたかったら、誰かに無償奉仕させてしまえという発想。奴隷だと外聞が悪いから、家族とか小人さんってことにすればちょっとファンタジー。ファンタジックな響きに代わっても、やってることは非道。

 

経済的理由で戦争は起こらないとする主張をどこかで見かけたけれど、無償奉仕という労働力を手に入れたいからという理由は、立派に経済的理由になりうる。

 

食洗器にルンバ。エレクトロニクスな先進国に住んでいると、無償奉仕代わりに頼りになりそうな戦力はいろいろあるけれど、安定した電力供給が望める、先進国専用の戦力。

 

エレクトロニクスなパワーとは縁が薄かったら、人力に頼るしかなくて、人力に頼るんだったら時価の安い人を狙えという理路が成り立つから、紛争続きのエリアにとって受難はすぐそこ。途上国を中心に人身売買が増えてるらしいのは、不気味な兆候。

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ほんとはとっくに夕暮れなのに、写真だとそうは見えない。

紛争が起こると、そのエリアごと人の時価も安くなるから、争いを望む人は、より奴隷労働を望む人。という認識でいる。他者を軽く扱える人は、他者から軽く扱われてきた人ってことで。

 

お休みなさーい。