クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

都市居住者は、生涯に何度もアップデートを要求される。

お金があれば生きやすさを実感しやすいのが東京

今の日本でもっともお金持ってそうな60~74歳であっても、欲しいものは「幸せ」より「お金」なんだってさ。あらら。

seikatsusoken.jp

この調査は首都40km圏内に居住する、シルバー世代を対象としたもの。ついでに首都40km圏内といえば、高度成長の波にうまく乗れた人と、そうでなかった人と。同世代格差も極めて大きな世代。同じ調査を地方で行ったら、どういう結果が出たんだろうか。

 

首都40km圏内(めんどくさいから以後東京と呼ぶ)住みだったら、地方と違ってありとあらゆるサービスはお金で買えそう。そして、質を求めたらお金もかかるので、お金さえあれば生きやすさも実感しやすいのが、東京なのかも。

 

その点地方は、高齢者がお金を持っていても、若者を筆頭に労働人口が流出しているので、お金でサービスを買うことができない。持ち腐れなんだ。今住んでいる札幌でも、タケノコのように新築マンションが次から次へと建設されている。誰が買うんだと思って見てるけど、少なくない数の高齢者が、戸建てや他地域からの住み換えで購入してるんだってさ。

 

自分で車を運転できる間は問題ないけれど、土地が広大過ぎて、車がなければどうにもならないのが、北海道。特に冬期。自力も無理。誰かに頼もうにも、そもそも人が居ない状態では、自らが住み換えた方が合理的。

 

という理由だけではないにしても、そもそもの人口が多く、徒歩圏で日常の用事がこと足りるようであれば、エリアごとの商圏は小さくて済む。小商いが生き残りやすい。

 

車による長距離移動は、「ハレ」の日のもの。毎日どこかの話題の店や場所に出かけているような人は、やや特殊。日常はもっと淡々と過ぎてゆく。

 

低コストで、みじめったらしくない暮らしができる場所はどこか?

一般的にはもはや労働をお金に換えることが難しくなるリタイア世代と、ミラクルでも起こらない限り、高成長は期待できないこれからの日本と。年金や給与(=収入)に期待できなければ、支出(=生活コスト)に目を向けるしかない。

 

生活コストを安く抑えつつ、みじめったらしくない暮らしは、どこでどうやれば実現できるのか

 

地方か東京か。地方といっても政令都市クラスか、限界集落かでも濃淡はあるけれど。「どこに住むか」の問題は、結局は生活コストを抑えつつ、かといってみじめったらしくもない暮らしをどうやって実現させるかのお話だと思ってる。

 

みじめったらしくないというのは、各人にとっての「文化的興味関心」も満たされている状態。インドアな文化系趣味の持ち主にとっては、大自然のアクティビティが満喫できても、きっとさほど楽しくない。

 

人に言えないような特殊な趣味もなく、大きな書店と映画館と緑いっぱいの公園さえあればだいたい満足な、地方中枢都市住み。出身地は、三大都市圏のひとつである近畿圏。

そのまま出身地にとどまっていれば、都市圏のアップデートに合わせて自身も強制アップデートせざるをえず、相当な生き辛さを抱えていただろうと想像する。

 

東京を筆頭に都市圏は、経済環境の変化で数年あるいは数十年に一度はアップデートされていく。現在ならグローバル化。日本語に堪能な人よりも外国語に堪能な人の方がよい賃金を得やすく、専門職も高度化しているから、スペシャリストであればあるほど、よい賃金が得やすい。

 

一芸で突破するにはスペシャリストの壁は天高くそびえ、一芸で突破できるほどの専門性を身に着けられない場合は、わかりやすいセールスポイントの2つや3つが必要になる。

 

有名大学に通いながら、専門学校にも通う。あるいは留学するというパターンは、まさしく「札束でなぐりかかる」行為に当たる。正社員であっても何らかの資格を取る行為も、やっぱり「札束でなぐりかかる」行為に近しい。

 

生活費以外の余裕資金がないとできず、生活費でかつかつなうえ、残業続きで時間的余裕もなければ、かなり無理っぽい。定時で退社でき、残業が計画的に管理されている会社は総じてホワイト。

 

地方中枢都市であっても、都市のアップデートは待ったなしで、東京でも都市圏でもないからと安心してられるわけでもない。

 

新卒は、もっとも厳しくその洗礼を浴びてるはず。世代交代にもさしかかっているから若者が優遇されるとはいえ、優遇されるのはまずは都市のアップデートに適した人材から。

 

そこから漏れた人は、都市圏を脱出すれば、若さが武器になる。若年労働力を待ちわびてる場所は、全国の地方にあるから。ただしそこが、「文化的興味関心」を満たせる場所でなかったら、満たされなさはそのまま。

 

やりたいことが明確で、場所にしがみつくならアップデートするしかない

 やりたいこと・実現したい目標が明確な人は、「イラネ」と言われるまで場所や業界にしがみついて、アップデートについていくしかない。「文化的興味関心」を満たせない場所では生きていけないなら、特に。

 

東京は、日本でもっともアップデート頻度が高く、要求されるスキルも高い街。わりと簡単にイラネと言われる確率も高く、自尊心が傷つく可能性も相応に高い。生活はできても自尊心が保てない仕事であれば、みじめったらしい暮らしに陥る危険性も高い。

 

東京~三大都市圏~地方中枢都市~地方中核都市~限界集落と、住む場所によってアップデート頻度も回数も異なる。

 

低コストかつみじめったらしくない暮らしが実現できるかどうかは、自身が何度のアップデートに耐えられるのか。どこなら耐えられるのかに、かかってきそう。

 

アップデートにひとりで挑むのは孤独な戦いで、厳しい競争にさらされている運命共同体意識を誰かと共有できていれば、孤独に悩むこともない。

 

地縁や血縁といった何らかのリソースは、戦いを有利にするためのもの。おすそ分けや、シェアエコノミーちっくな助け合いは、運命共同体意識を共有している人の間に産まれる。上手に利用できる人は、利用した方がきっとお得。生活コストが下がる可能性も高いから。

 

アップデート、した方がいいに決まってるけど、危機意識が薄いからそのままの、地方中枢都市住みから考えた、「東京か地方か」論。

p-shirokuma.hatenadiary.com

東京の価値観や競争に、結局はどこの地方自治体であってもいずれは巻き込まれると考えている。早いか遅いかの違いだけ。都市と違って頻繁にアップデートするわけでもない地方になればなるほど、一回当たりのアップデートによる激震が大きくなる可能性がある。アップデートに対する備えも、早ければ早いほど「適応」もスムーズにいくと、わかっちゃいるけどさ。

 

お休みなさーい。

 

都市と自然が隣り合わせな景色を満喫できる、幌見峠ラベンダー園に行ってきた

札幌のよいところは、都市と自然が隣り合わせなところ。夏になれば一度は見ておきたいラベンダー畑。遠くまで出掛けなくても、札幌市中央区内でも一面のラベンダー畑にお目にかかれる。

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札幌市内を一望する、ラベンダー畑。見晴らしがいいだけあって山の中。でも、札幌市中央区なんだな、住所的には。中心部から、車で30分ほどの距離にある。

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円山動物園もある円山公園を越え、さらに奥へ、山の方へと登っていく。瀟洒なお宅が立ち並ぶ住宅地を通り過ぎると、突如ワイルドな坂、あるいは山道に遭遇する。

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けっこうな山道をのぼっていくと、やっとめぐり合う看板。しかし、この先にもまだ恐怖の坂道が待っている。前方の車が傾斜に耐え切れずにバックしてくるくらい(マニュアル車か?)の急坂。コワイ。

 

9時オープンとはいえ、すでに行列ができている。行列ができているのは、道が狭いから。なんとか駐車場に滑り込むと、札幌市内を一望する景色が広がっている。

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思わず笑いそうになるくらいの絶景。そして一面のラベンダー。札幌を見渡すから、幌見峠なんだってさ。

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「近隣の土地所有者の方、ご連絡ください」との立て看板もあり、現在進行形で拡張中と思われるラベンダー畑。うん、札幌市内近郊でこの景色は貴重。ここにラベンダー畑があれば、客は続々とやってくる。近いから。何時間も車運転しなくてもいいから。

 

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富良野あたりのラベンダー畑に比べれば、規模は小さい。ラベンダー畑も発展途上。でもいいの。札幌市内一望という、とんでもなく素晴らしいオマケつきだから。

 

札幌ドームだって見えるんだぜ。

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札幌的には摩天楼といっていい、駅前の高層ビル群を一望。夕暮れの景色もきっと素晴らしい。こうして見ると、札幌市内のビルや建物の密集具合がよくわかる。

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ラベンダーの花摘みにも挑戦。これが富良野あたりだと、持ち帰るまでに時間がかかり過ぎるので、萎れそうだとスルーするところ。

 

ラベンダーの花摘みは、800円と1000円のコースがあり、コースによって畑が違う。1000円のコースを選択するも、できるだけ小さい株を選ぶ。ひと株全部のラベンダーを摘むので、労力は小さい方がいい。

 

ラベンダーの花の香りにむせ返りながら、チョキチョキはさみで切っていく。あんまり下から切ると、翌年ラベンダーが咲かなくなってしまうので、下葉何枚かは残さねばならないとの指導を受けた。なかなか、難しい。

 

「キレイに切る」と考えてると、手が止まりがち。しかし、ひと株すべてをカットするには、時間をかけてはいられない。農作業って地味ねーと思いながらチョキチョキ。

 

「これぜーんぶ僕の!」とラベンダーの所有権を主張するちびっこは、「わかったから、さっさと切ってちょうだい!」と親御さんに叱咤されていた。ここでは労働なき所有は認められないのだよ、ちびっこよ。。

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ビフォーアフター。途中でモヒカンになる。この紙袋いっぱいのラベンダーを収穫できた。あぁ、心地よい達成感。ちょっと天気は悪かったけど、吹く風が気持ちいい。

 

傾斜を強調したいがために撮った写真。

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ラベンダーにもいろいろ種類があり、花の咲き方に個性がある。こちらは白っぽいラベンダー。爽やかだな。

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見渡す限り山だけど、住所的には札幌市中央区。冬にはスキー場もオープンする、これ以上ないほど都市と自然が隣り合う場所。急な坂を登ってくるのはちょっと大変だけど、その甲斐はある。また来ましょ。

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ラベンダー園から車道に出るまでの途中風景。地面むき出しでワイルド。

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ラベンダー園を経営する「夢工房さとう」には展望駐車場もあり、夜景も楽しめるようになっている。展望駐車場は深夜1時半までやっているとか。日本夜景遺産にも認定されてるそうで、確かにここからなら相当見晴らしも良さそう。

 ☆夢工房さとう 公式HP

駐車場に限りがあるので、シーズン中の週末は相当混雑する。入場料は無料、駐車場代500円のみ。

 

持ち帰ってきたラベンダーは、虫や虫の卵がついていたので、たらいにぶちまけ水責めにする。水責めにしたあと、再度束にして花瓶に差し、こんどは乾燥させる。これだけあると、室内に充満するラベンダー臭も半端ない。

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充満する生乾きラベンダー臭に耐え切れず、外に出した。切り花やドライフラワー、きれいに切り揃えられたラベンダーの花束へのリスペクトが止まらない。

 

お休みなさーい。

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会うこともない人を、喜ばせてもしょうがない。

観光地生まれの観光地住み。

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観光地には観光客ねらいのお店と、観光客のために働く人ねらいのお店がある。一体どちらが“明るい方”なのか。今どきガイドブックには載ってない、隠れ家と言われるお店であっても大抵はガイドブックで紹介済みという現実を考えれば、明るいのは観光客にも知られてるお店。

 

観光客フレンドリーを掲げている場所は、観光客が気持ちよく過ごせる場所。どうしてわざわざ暗くてジメついていて、気持ちよく過ごせそうもない場所をめざす必要があるのさ。

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 メモ代わりにレシピをアップしようがおでかけ記録をアップしようが、見た映画や読んだ本や何かについて書こうと、自分でお金出して確保してるスペースで、何しようと自由でしょ。公序良俗に反しない限り。

 

料理に旅行にレビューに、あるいは新しい何か。専門ブログめざして何かに特化しようとしないのは、その気がないから。

 

量をこなせば必ず他の何かと比較するようになり、比較するようになれば、ここが足りないあそこがダメと、ダメ出しするようになる。誰かが作ったものにダメ出しして得意げになるような、未来図の持ち合わせはない。

 

書き残したいのは、よかったの気持ち。いつでも新鮮な気分で向かい合えるよう、摂取する量は多くなくていい。

 

ブログを書き続けていたら、ブロガーかアフィリエイターかライターをめざすかのような空気がイヤ。就職活動がわりにブログを書いてるわけでもない。暇人が、自分のために書き続けて何が悪いのさ。

 

ネットには口先、ことばだけで他人の人生に介入しようとする人が多過ぎる。うんざり。暇人だけど、自分が読みもしない、恩恵にあずかることもない何かのために、使う労力はない。

 

誰かを気持ちよくさせること、笑顔にすることは、簡単そうに見えてとても難しい。まずは自分の機嫌がよくないと、身近な誰かを喜ばすこともできるはずがない。

 

今日も悪くなかった(*˘︶˘*).。.:*で終れるよう、キレイやよかった、面白いことをコレクションしてる。し続けてる。やりたいのは、それだけ。

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大通公園の放水シーン。今日いちばん和んだ光景さ。)

 勝者のための歴史は勝者が勝手に書き換えていくんだから、それ以外の人間は、よかったことも悪かったことも、そのまま書き留めていくだけさ。

 

もはや好きなようには行動できない、自由な意思を制限される人生を選んでおいて、他人を身代わりにしようとしないで。自分のできないことを、他人に代行させようと目論まないで。

 

会うこともない人を、喜ばせてもしょうがない。

喜ばせ甲斐があるのは、私が機嫌よく過ごすことで笑顔になる人だけ。他人の不幸を喜ぶような人も、他者の人生を尊重しない人も、喜ばせ甲斐のある人リストには入ってない。知らね。

 

お休みなさーい。

暑い時にはつるっとしたのど越しが嬉しい、冷やしワンタン

共働き比率が高いせいか、ザンギ(鶏の唐揚げ)だけでなく餃子の既製品もたいへん重宝されているのが、北の大地。安くて美味しいものが揃っている。


餃子は既製品におまかせ。自分で作るのは、餃子よりも簡単な冷やしワンタン。茹でた後は冷水にとって冷やすので、餃子のように焼き加減を気にする必要もなし。

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【材料】

  • 鶏ひき肉 200g
  • きゅうり 1本
  • ワンタンの皮 20枚(目安)
  • マヨネーズ 大さじ2
  • 塩・ごま油 少々
  • タレの材料(ポン酢・一味とうがらし)

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きゅうりは千切りにし、塩少々をふってしんなりとするまでしばらく置く。

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鶏ひき肉、水気をしぼったきゅうり、マヨネーズ、塩・ごま油を加えてヘラなどで混ぜる。マヨネーズが、つなぎ兼調味料の役目を果たしてくれる。タレで食べるので、具材の味は濃くしなくてもヘーキ。

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具材をワンタンで包んでいく。

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ワンタンの周囲1/2を水で濡らし、具材をのせて三角に包む。具材の量は、大さじ1くらい。餃子のようにひだをつけなくてもいいけれど、空気は抜いておく。空気を含んでいると、ワンタンが破れやすくなる(経験者談)。

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ひたすら具材をワンタンで包んでいく。休日など、自分以外の労働力を当てに出来る時に作るとよいレシピ。なかよく、あるいは黙々と共同作業が楽しめる。

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沸かした湯でワンタンを数回に分けて茹でる。茹であがったら、ワンタンが浮かび上がってくる。火が通りやすい食材とはいえ、気になる人は長めに茹でる。

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浮かび上がって来たワンタンを、冷水にとって順次冷やしていく。

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 ポン酢に一味を振りかけたタレを添えて、完成。七味より一味の方が、ピリッと辛くて美味しいと思ってる。

 

人のアラを探すのが上手い人は、きっと気付いている通りワンタンがところどころ破れている。今回使ったワンタンの皮は、相当やわかった。。しっかりしたワンタンの皮を使った方が、茹でる時・茹でた後も扱いやすい。その代わり、しっかりしたワンタンの皮を使うと膨満感に襲われる。

 

メインが冷やしワンタンの時は、ご飯は添えない。トウモロコシを茹でて、ワンタンだけでは足りないという声に備える。茹でトウモロコシも、夏らしくっていいやね。

すぐできるおかず

すぐできるおかず

 

 こちらのレシピ本の中に載ってるレシピ。近頃すっかり影が薄くなったけど、ベターホーム協会のレシピは、NHKテキストと同じく安心と安定感あり。

 

お休みなさーい。

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味が濃いから食も進む、きのこと茄子の当座煮

あればしばらく・当分の間は間に合うから当座煮とか。濃い味付けの保存食。今の季節は素麺の具にしてもよし。

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【材料】

  • きのこ数種類(しめじ、えのき、しいたけetc.etc.) 合わせて400g
  • なす 1本
  • 油揚げ 1~2枚
  • にんにく(すしおろす)・唐辛子少々
  • しょうゆ・みりん・酒 大さじ2
  • 砂糖・ウスターソース 大さじ1

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きのこは水でさっと洗い、食べやすい大きさに切る。なすも、油揚げも、食べやすい大きさに切る。しめじもえのきも、可食部だけを考えたら大体どれも1パック100gほどかと見当をつけてる。3種類プラス1パックで、大体400gをクリアー。

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砂糖はきび砂糖を使用。なので茶色い。すべての調味料を深めのフライパンに入れ、煮立ったらきのこ・なす・油揚げを順番にいれていく。

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そのまま蓋をして、やや強めの中火で蒸し煮にする。調味液に対してきのこなどの具材が多過ぎるように見えるけど、きのこから水分が出てくるので、ダイジョーブ。

 

あとは、汁気がなくなるまで煮るだけ。テフロン製など、焦げ付きにくいフライパンや鍋の使用を推奨。火加減を気にすることなく、他のことができるから。煮始めた後は、基本ほったらかし。その間に、同時進行で他のおかずを作るのさ。

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完成。なすもクタクタに。

 

しょうゆで甘辛く煮つけている煮物なので、茶色い。食べる時には好みで白髪ねぎなどを加えると、より突き出しっぽくなる。今回は刻んだネギが残っていたので、刻みネギを散らした。好みでレモンを絞れば、爽やかに。

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素麺など、あっさりし過ぎた食事の時に副菜として活躍する。単体でしっかり味がついているので、青ネギと一緒に卵とじにすれば、丼ものとしても使える。きのこはシーズンを問わずに手に入る食材なので、季節を問わずに使えて便利。

 

もともとは、スーパーに置いてあるレシピだったはず。切り抜きしか手許に残ってないので、多分だけど。

 

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観光シーズンに入った観光地の平熱

三連休に入り、観光シーズンも本格化。2,3年前より明らかに外国人観光客の姿も増え、国際観光都市への道を、着々と歩みつつあると実感する。

https://www.instagram.com/p/BH7CFTajsRX/

#food #おやつの時間

(アイスもジェラートもソフトクリームも、どれもこれもレベルの高い札幌。お店の数も、いきなり増えた)

この時期に、超有名観光地に向かっても人の波に揉まれるだけなので、近場観光地へ向かうも撃沈。ココモカヨー、という憂き目にあってスゴスゴと自宅に戻り、昼寝。

 

近場観光地であっても駐車スペースは限られるので、朝イチで出掛けるくらいの勢いじゃないと、長蛇の列に並ぶことになる。都内のような渋滞とは無縁といえど、公共交通機関がない場所で休日を満喫しようとすると、やはりそれなりの心構えがいる。

 

しかも早起きが苦じゃない人も多いのが、札幌あるいは北海道という土地柄。

 

ノロノロゆるゆると、ちょっと行ってみよっかで素晴らしい体験にめぐりあえるとは限らないのは、全国どころか万国共通なのさ。

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修学旅行生もよく目にする季節。スマホ使いこなし組もいれば、大きな地図と格闘するアナログ派、あるいはスマホを手にしてはいるものの、右往左往しているスマホ持て余し組もいて、面白い。

 

スマホの地図を見せて、「ここに行きたいんですが、どうすれば?」と聞かれても、わしゃ知らんがな。

 

現在地の把握もできず、地図も読めず。スマホの位置情報システムも使いこなせてない人に、一体何をどこからアドバイスすればいいのか。今いる場所は、大いに間違ってるとしか言えません。

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(あれ?言ったもん勝ち???)

“札幌市は「夜景サミット2015 in神戸において、日本新三大夜景に認定されました“

同じ北海道内の観光都市、なかよく相乗効果を狙えばいいものを。。塩を贈り合うほど、実はなかよしなのか。

 

“日本新三大夜景”で検索上位に並ぶサイトを見れば見るほど、あーあという気持ちになれる。

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(日本最大級のビアガーデン、さっぽろ大通ビアガーデンも、着々と準備が進む)

 

夜間は冷え込むので、さして長居はできない。7月とはいえ、夜になると半袖では涼しさを感じるのが札幌という北の大地。ベロンベロンに酔っ払っていれば別だけど。

お日様の下で飲む方が、適当と思える場所。平日真っ昼間から、スーツ姿の人たちを見かけるのが不思議でしょうがない。接待か???さっぽろ大通ビアガーデンは、7月20日から。

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これはビールの原材料となる「ホップ」。グリーンカーテンにもなりそうな、蔓性の植物。

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可憐さや華やかさは微塵も感じられない、原生種っぽいユリ。ワイルド。

 

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こっちはその名の通り、触ると臭い「クサギ」。うっかり触ってしまった。。枝の煮汁で衣服を洗い、シラミ除けにしたとかなんとか。臭いものには臭いものらしい使い道あり。

 

北大植物園は、ニューヨークのセントラルパークを思いっきり矮小化したような場所。でも有料。そしてだだっ広い緑が広がっていても、ベンチごく少なし。それも場所の性質上、しょうがないけどさ。

 

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羽田土産の高級わらび餅。高級と言ってみたのは、いいお値段してたから。本わらび餅粉を使用してたら、いいお値段もむべなるかな。しっかりした歯触りではあったけど、それだけで本わらび餅使用と判断できるほど、こちらの舌も高級じゃないからいいんだけどね。

 

お休みなさーい。

知的自由は今どこに?『シチズンフォー スノーデンの暴露』見てきた

お母さん、メディアを騒がせたあの事件。結局はどうなったんでしょうね。

 

電波やネットをジャックする勢いで、「その話題」で持ちきりだったのも過去のこと。アメリカの諜報機関NSA国家安全保障局)が、巨大インターネットやIT企業の協力を得て、アメリカ国民の個人情報を収集していることを暴露した、“スノーデン告発”。


渦中の人物であったエドワード・スノーデン氏本人のロングインタビューを含んだ『シチズンフォー スノーデンの暴露』を見てきた。


映画『シチズンフォー スノーデンの暴露』予告編

 2013年6月3日、ローラは“シチズンフォー”の求めにより、旧知のジャーナリスト、グレン・グリーンウォルドとともに香港へ向かった。ホテルで二人を待っていたのは29歳の元CIA職員エドワード・スノーデン。彼の語る一部始終をローラのカメラが記録する中、驚くべき事実が明かされてゆく。

NSAや他国の機関がどのような仕組みを使い、テロや犯罪への関与と無関係にあらゆる国民の電話の会話、メールの内容からインターネットで検索した言葉まで、すべての通信記録を収集。分析しているのか。グレンたちが驚いたことに、スノーデンは自ら内部告発者として名乗り出ることを望んでいた。

なぜ彼は、自身や恋人の身に重大な危険が及ぶことが予測されたにもかかわらず、この告発に至ったのか……。(映画公式サイトより引用)

 知的自由を求めての行動が、自由社会をさらなる混乱に陥れる

まずびっくりしたのは、“スノーデン告発”が、映画化ありきで行われていたこと。

 

アメリカ政府による民間企業、それも名だたる世界的大企業を巻き込んでの大量の市民監視という驚くべき事件は、日本でもセンセーショナルに報道された。

www.nhk.or.jp

告発に踏み切ったのは、エドワード・スノーデンという青年。NSA国家安全保障局)より業務委託を受けた、コンサルティング会社の情報技術者だった。

 

政府公認でビッグデータ、クレジットカードによる購買履歴や、電話の送受信記録などを解析して、アメリカ市民の大量監視に従事していた人物。映画の中でも、盗聴や監視についての手口が、ほんのちょっと明らかにされる。

 

この映画では、告発はインターネットの「知的自由」を求めてのことだったと、本人の口からも何度も説明される。でも、知的自由を求めたはずの青年が今いる場所は、自由社会をさらなる混乱に陥れそうで、見終った後には何とも言えない後味の悪さが残る。なんであなた、そこに居るのさ。

 

内部告発者にも、存分に反論の場を与えているのはフェアだけど。。

エドワード・スノーデンが、内部告発者として実名顔出しインタビューに応じた場所は、アメリカではなく香港。一国二制度で、強権が発動されにくい場所。

インタビューは8日間にも及んでいるけれど、その間にも彼の身辺に監視が及んでいるかのようなエピソードが、挟み込まれる。

 

インターネットの「知的自由」、立場にかかわらず、誰もが自由に発言できる場を志向する彼は、監視が言論や知的自由を萎縮させると説く。そりゃそうだ。

 

権力者の“不都合な真実“を暴露した後、身辺で「次はお前の番だぞ」と言わんばかりの不審な事件が相次ぎ、得体の知れない人物につきまとわれ、耳元で”ふざけるな“と囁かれ続ければ、大抵の人間は口をつぐむ。

また人格とは切り離して欲しいとの彼の訴えは、同時に人格攻撃も盛んだったことをうかがわせる。

 

そして、連続して起こる不審な出来事は、告発や暴露の信ぴょう性をこの上なく高めてくれる。「あら、やっぱり痛いとこついたのね」と。

 

痛いところをついていたから、香港でエドワード・スノーデンのロングインタビューに成功した、英ガーディアン紙の記者はピュリッツァー賞をとり、映画はアカデミー賞を受賞した。すべてがうまく運び過ぎていて、気持ち悪いんだ。

うまくいくに違いない告発者(しかも映画ばえするビジュアル持ち)が選ばれ、告発者が適切に報道できる人を選んで、それぞれに名誉を与え、「悪いのはアイツ」と名指ししている。

 

無差別テロという不幸を経て、大量の市民監視に舵を切らざるを得なかった国。バカげた数の監視対象者の数は、誰も信じられないという不信の証。

 

「信じられない」が「信じられる」に転じるには、信頼を積み重ねるしかない。それがデータを積み上げることであったら、データの提供もやむを得ないと考える、当方はグーグルもアマゾンもアップルもユーチューブも信頼したいマン、もといパーソン。

 

アマゾンのおすすめ、リコメンドをめっちゃ信頼してる。赤の他人よりアマゾンのリコマンド、システムを信頼し、システムに頼っている人間は、システムの不正をにわかには信じられない。

 

おまけに、経済的自由を求めて知的研鑽を積んできた人たちに、絶大な信頼を寄せている。

 

チートや知的怠慢を許さない人が、知的自由の担い手

この作品では、グーグルやアマゾン、アップルにフェイスブックといった、世界に名だたる巨大インターネットやIT企業の協力のもと、政府が個人情報の収集に従事していたと暴露される。

 

ただ名指しされた企業側も、事件が公になった時点で、法的に適切な範囲で政府の協力要請に従っただけと声明を出していたりする。法がテクノロジーの進化や、テクノロジーの進化がもたらした、新しい問題に追いついてなかったことも浮き彫りにする。

 

世界に名だたる巨大インターネットやIT企業は、経済的自由を求めて知的研鑽を積んだ人たちが集まる場所。

 

経済的自由を求めて知的研鑽を積んできた人たちが、自分たちの居場所の知的怠慢を放置するだろうか?いーや、そうは思わない。

 

組織を危険に陥れる、知的に怠慢な人が居れば、その人はきっと追放される。何人か追放したところで、優秀な志願者が後を絶たない組織なんだから、困りもしない。

 

バカげた数の人間が監視対象になっていて、しかもアメリカ国内にとどまらず、他国にまで監視対象を広げていると知れば、そこは素直にバカげていると呆れられる。

 

監視に回す労力を他に回せば、もっと生産的なことができそうだから。

 

ただ、もし〇〇がなければ、もっと□□だったろうという、根拠希薄なロジックを信じた結果、見事に資本主義あるいは近代民主主義国家の雄であった大国が、落ちぶれそうになってるのをつい最近目撃したところ。

 

かえすがえすも、なんであなたそこに居るのさという違和感が、強くなるばかり。知的自由を求めたあげく、独裁者の庇護下に入るとか、いったいどんなパラドックスだよ。

 

“捜査とは、人生に立入り壊すもの”というナレーション通り、人生を破壊された彼には選択の余地はなかったのか。抑圧の記憶も生々しい場所でこそ、知的自由も活性化するとの判断なのか。

 

内部告発者である彼が、その場所にとどまり続けるかぎり、事件は一応の決着を見せたようで、事件の余波は今後も大きくなると予感させる終わり方。事件の経緯よりも、今後の行方の方が、よっぽどミステリー。

 

その行方は、経済的自由を求めて知的研鑽を積んできた人たちに、ぜひとも検証をお願いしたいところ。

 

メディアを騒がせたあの事件、結局はこうなったでは終わらずに、知的自由の行く先がますます気になった。ちょっとした好奇心で検索しても、訓練された専門家の言葉に迷わずたどりつける、その状態こそが、知的自由ってものではないでしょうか。

wired.jp

暴露―スノーデンが私に託したファイル―

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スノーデン・ショック――民主主義にひそむ監視の脅威

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お休みなさーい。

 

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